内見時に必要な採寸場所や道具は?宅建士が一から解説
内見時にお部屋のどこを採寸すべきか
採寸といっても一概にどこまで採寸するかは搬入する家具や家電によって異なってきます。 今回は私が実際にお客様の内見時にお手伝いとして採寸をした場所や、内見後に「ここの採寸を忘れていました」といった連絡があった場所を一覧化しています。 基本的には下記の場所を採寸すれば、後から後悔することはありません。
玄関・廊下
引越しの際に最も重要な採寸ポイントが「玄関・廊下」です。 大型家具(冷蔵庫や洗濯機)は置き場の採寸は勿論のこと、搬入時に玄関や廊下を問題なく通るかの確認が必要です。
エレベーターの幅
こちらも玄関同様に搬入ができるかが重要になります。 仮に荷物がエレベーターに乗らない場合は階段にて搬送が必要となるので、かなりの労力を要します。 特に高層階への入居を検討している場合は要確認です。
洗濯機置場
洗濯機置場で注意すべきは洗濯機の防水パンの採寸です。一人暮らし用の賃貸物件(1R、1K、1DK)はこの防水パンが小さいことがあります。その場合はドラム式洗濯機など大型の洗濯機が置けないこともあります。 また、洗濯機の防水パンの外寸を測ってもそのサイズの洗濯機は入らないため内寸の採寸が必要です。 他に防水パンには排水溝用の穴があります。洗濯機の排水ホースがこの穴と連結する必要があるため洗濯機の排水箇所は事前に見ておきましょう。
冷蔵庫置場
お部屋によっては大型の冷蔵庫が置けない場合もあります。 搬入に手間がかかる大型の家電のため、事前の採寸は必須です。 採寸が必要な箇所は冷蔵庫置き場の幅と高さ、そして奥行きです。
窓
窓のサイズは用意するカーテンのサイズに影響します。 採寸が必要な箇所は窓の幅と高さ、そして奥行きです。 入居前にカーテンの用意ができないと一時的に、外からお部屋を隠す手段がなくなってしまいます。
ガスコンロ置場
2口以上のガスコンロを使いたい場合でもガスコンロ置場が1口での利用を前提としている造りになった物件も多々あります。 特に一人暮らし用の賃貸にはその傾向があります。家で料理を同時にたくさん作りたい方はガスコンロ置場の幅と奥行きを要確認です。
その他
旅行の時の持ち物と同じで万全に準備した上でもいざ現地に着くと忘れ物をしていた経験はないでしょうか。 内見についても後からこれを忘れたとならないように事前にチェックリストを作成すると安心です。
内見時の採寸にはどんな道具が必要か
採寸といってもどのような道具が必要でしょうか。 これまでの定番はメジャーやスリッパでしたが、近年では採寸用のアプリが出てきたりと手段が多様化しています。 自分に合ったスタイルで内見に臨みましょう。
メジャー
内見のご案内をする仲介業者が既に用意していることが多いです。 しかし、万が一を備えて自身でも用意しておくと安心です。 また、メジャーに近い道具で「コンベックス」という工作用の巻尺があります。 ビニール製のメジャーと比較して、金属製のため一人でも採寸がしやすいです。最近はホームセンターでも500円〜位から販売されていますので採寸用に新しく巻尺を購入する場合はこちらをオススメします。
- OHEYAGOの場合
OHEYAGOでは内見スタッフがコンベックスをご用意しております。内見の際はお貸し、もしくは一緒に採寸のお手伝いをいたします。
スリッパ
こちらもメジャー同様に仲介業者もしくは建物管理会社が用意をしている場合がほとんどです。 しかし1Rや1Kなど一人暮らしをおもに想定している場合はスリッパの用意が一足しかない場合もございます。 そのため複数人での内見(入居予定の学生さんと念のために一緒に内見する親御様の2-3人など)の場合はご自身でご用意いただくか事前に仲介業者に複数人での内見を希望している旨を伝えるとスムーズです。
スマートフォン
メモ帳やお部屋の写真を撮って後から見返すことは勿論、近年ではAR機能を用いておおよその採寸を行うことが可能です。 iPhoneをお持ちの方はプリインストールされている「計測」アプリを使って採寸が可能ですので、ぜひお試しください。 しかしAR機能では測量に誤差があっても気づきにくいのも事実です。 オススメはメジャーと採寸アプリの併用です。
間取り図
内見をする際に賃料や間取りの記載がある図面を仲介業者から渡されることが多いかと思います。 こちらの間取り部分に直接メモをしておくと一目でわかりやすいです。データにてお渡しする仲介業者も増えておりますので、その場合は事前に印刷しておきましょう。
よくある質問集
採寸にかかる時間は?
採寸にかかる時間はお部屋の間取りによって異なってきます。 お部屋の造りがよほど特殊でなければ約30-45分もあれば十分に採寸ができます。
採寸かかる時間の目安
間取り | 採寸にかかる時間 |
---|---|
1R・1K・1DK | 約30分 |
1LDK以上 | 約45分 |
1日に複数件の内見を行う場合は事前に採寸時間の目安から逆算して何件内見するかを考えておきましょう。 弊社の場合の目安は一日中内見する場合の上限がおおよそ5件となります。
もし採寸にし忘れがあった場合は?
内見後に寸法を忘れたり、採寸を見逃した場所があっても大丈夫です。 2回以上同じお部屋の内見をご希望するということはそれだけそのお部屋に興味があるということになります。そのため仲介業者が基本的に再内見を断ることはありません。 勿論、OHEYAGOでも再内見をご希望のお客様には再度のご案内をしております。
オンライン内見の場合はどうする?
オンライン内見の場合は仲介業者に採寸したい場所を事前に伝えましょう。 内見終了後に現地のスタッフが採寸をして後ほどご連絡するケースが多いです。 内見直前でどこを採寸すべきかはリスト化して用意しておきましょう。
- OHEYAGOの場合
OHEYAGOでもオンライン内見にご対応しております。オンライン内見中に採寸をご希望の場所をご教示いただけますとリアルタイムで採寸いたします。その後、内見後に改めて採寸したデータをお送りいたします。
先行申込・先行契約の場合は採寸はできる?
先行申込の場合は入居申込後に管理会社からの審査が通過した場合のみ内見ができます。 その際にほとんどの方が採寸をします。 先行契約の場合は採寸が不可となります。(該当物件に入居者がいるため)また、仲介業者及び管理会社は採寸したデータを持っていないことがほとんどです。実際に冷蔵庫置き場や玄関の採寸ができるのは入居後となります。
先行申込・先行契約自体の詳細についての記事はこちらを参照ください。
採寸以外に事前準備した方がいいことはある?
入居の際の大切な判断材料として皆様にお伝えしているのは周辺環境を把握しておくことです。 現住居のマイナスな面での退去理由には騒音問題がよく取り上げられます。それは隣人だけでなく近隣で大規模工事をしてないか、線路から近くないかなど周辺環境も大きく影響します。 そのため、例えば線路がお部屋から近い場合は窓を開けている場合と閉じている場合での比較をしたり、前面道路の人通りが多い休日に内見をしてみたりすることで入居後のイメージをより明確にすることができます。
- OHEYAGOの場合
OHEYAGOではネットで内見予約をして、即日に賃貸物件に現地集合してのご案内も可能です。 その場合、仕事終わりなど夜に内見する場合は道が分かりにくい場合があります。よって事前準備としてGoogle mapを見て物件への道筋を把握しておくと円滑に内見ができます。
セルフ内見ならOHEYAGO(オヘヤゴー)
OHEYAGOは予約をしたその日に内見が可能
物件の検索から内見予約、契約までをオンライン上で行うことができます。
内見も営業なしのセルフ内見です。そのため採寸のためなどお客様のご希望がない限りスタッフはお部屋の外でお待ちしております。
その分無駄を省くことができ、仲介手数料は0円~からご紹介しております。
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