内見って何?コツをおさえて賃貸物件の内見を成功させよう!

公開:2021/02/17
更新:2023/06/12
内見って何?コツをおさえて賃貸物件の内見を成功させよう!
契約をした後に、「こんな部屋のはずではなかった」と失敗しないようにするための作業が「内見」です。内見を成功させるためのコツは、情報収集と事前準備です。情報収集と事前準備をして内見をすることで、入居後の暮らしをより具体的に描くことができます。今回は、お部屋を契約する前の内見のコツ=情報収集と事前準備について、詳しく解説をしていきます。

内見とは

内見とは内部見学を省略した言葉で、不動産屋さんやインターネットで気に入った賃貸物件を見つけた際に、実際にその部屋を訪れて部屋の内部を見て、確認することを指しています。

インターネットや不動産屋さんの広告だけでは、部屋の設備や内装の状況など細部まではわかりません。自分の目で部屋の中を確認することにより、その部屋を借りるかどうか最終的な判断をする大事な確認作業なのです。入居した後に「こんなはずではなかった」という不満が出ないためにも、内見はしっかりと行うようにしましょう。

内見するメリット

内見するメリットは、実際の部屋の内部や建物の外観、共用部分、周辺環境を直接確認できることです。間取り図や写真などでも確認できますが、実際に現地に行かないとわからないこともあります。 具体的な例としては、以下のものがあげられます。

  1. 日当たり
  2. 内装や設備の現状
  3. 周辺の騒音や近隣住民の様子

日当たりの良し悪しを確認できる

部屋の日当たりについては、物件情報に記載されている方角だけでは、実際の状況は分かりません。南向きならば日当たりが良いというイメージが湧きますが、都市部にある物件の場合は、多くの建物が隙間なく建てられていますので、南向きに窓があるからといって、必ずしも日当たりが良いとは限らないのです。内見すればどの程度の日当たりなのかを、実際に確認することができます。

内装や設備の現状を把握できる

また、内装や設備の状況も、実際に目で確認してみると、写真より劣化していることもあるようです。広告に載せる写真は、基本的に最近撮影したものを使用するものですが、なかには新しい時期に撮影した写真をそのまま使用し続けている場合もあります。

周辺の騒音や近隣住民の様子を確認できる

最後に騒音ですが、近くに踏み切りや幹線道路などがあると、夜間に騒音が気になって眠れない場合もあります。入居する前は「慣れれば大丈夫だろう」と軽く考えていても、実際に住んでみると思ったより気になる場合もあります。どの程度の騒音なのか、というのも現地に行かないとわからないことの一つです。

このように、契約する前に実際の状況がきちんと把握できるのが内見するメリットです。契約した後では簡単に解約はできません。あとでトラブルにならないように、事前に内部の状況を確認しておくとよいでしょう。

【動画】内見って何?内見の基礎知識

内見のメリットについては動画形式でもご紹介しております。

内見するときの持ち物

内見は手ぶらでできますが、オススメはしません。持ち物や事前準備なしで内見しても結局は決められずに時間が無駄になってしまうからです。
そうならないためにも、きちんと現地で自身に合う物件か判断できるようにし、内見をより効率良く済ませる必要があります。そために、準備しておくと良いものとしては、以下の代表的なものがあります。

  1. メジャー
  2. メモ帳
  3. 筆記用具
  4. カメラ(スマホでも可)
  5. 懐中電灯

メジャーは、冷蔵庫や洗濯機、家具などの配置を確認する時に必要です。手持ちの家具や家電を引越し先でも使用する場合は、あらかじめ現在持っている家具や家電の寸法を測ってから内見に行くと、きちんと配置できるかどうかがわかるでしょう。

内見する部屋ごとに、家具や家電の配置場所の寸法を忘れないように、メモに記しておくようにします。カーテンレールの幅なども調べておくと、購入する際にサイズを間違えてしまうこともないでしょう。

また、内見する際には、複数の部屋を一度に見てまわることも多いため、スマホなどで室内を撮影しておくと、あとで部屋を検討する際に比較しやすいのでおすすめです。

さらに、空室は電気が止まっているため、天気の悪い日や暗い場所などは部屋の内部が見えにくいこともあります。そのため、懐中電灯などを持参すると、細部まで良く見えてきちんと確認できるでしょう。

以下の記事では内見における必須の持ち物からあると便利なものまで詳細を解説しています。ぜひご一読ください。

関連記事:内見する際にあると便利な持ち物まとめ

内見の一般的な流れ

ここでは内見の一般的な流れをご紹介していきましょう。(OHEYAGOのセルフ内見の流れについては後述します。)

  1. 不動産屋さんに希望する物件を問い合わせる
  2. 内見の申し込みをする
  3. 内見する日時や場所などの打ち合わせをする
  4. 内見して部屋の状況などを確認する
  5. 気に入った場合は賃貸契約を結ぶ

それでは、内見当日の流れを詳しく解説していきましょう。

物件問い合わせ、内見申し込み

インターネットなどで、希望する物件をあらかじめリサーチしておき、窓口となっている不動産会社に問い合わせをしたり、内見の申し込みをしたりします。特に目ぼしい物件が見当たらない場合は、直接、不動産屋さんに行って見つけてもらうこともできますが、事前に電話などで予約をしてから来店した方がよいでしょう。

不動産屋さんとのやりとり、待ち合わせ

内見は不動産会社の担当者が立ち会って実施することが多いため、あらかじめ予約を入れておくようにします。内見を行う際には、担当者が事前にオーナーへ連絡をしたり、鍵を借りたりする必要があるため、当日いきなり内見することは難しいことが一般的です。できれば2~3日前には連絡をしておきたいものです。

不動産屋さんとのやり取りの後、あらかじめ約束をした日時に不動産屋さんに来店して、担当者に希望する物件まで車や電車などで案内してもらいます。場合によっては直接、物件の最寄り駅や現地で待ち合わせすることもあるため、内見の日時や待ち合わせ場所などを、前もって確認しておきましょう。

内見

実際に希望する部屋の中を内見します。入室したら部屋の内装や流し台など設備の状態を確認し、広告の写真だけではわからない窓からの日当たり具合、下水道の臭い、コンセントの高さや位置、数などもチェックしておきましょう。

第一、第二希望の物件の場合は、カーテンレールや家電を置く場所の寸法を測っておくと、生活備品を購入する際に役立ちます。また、マンションなどの場合は部屋の中だけでなく、物件の共用部分の確認も必要です。オートロックや宅配ボックスはあるのか、駐輪場やゴミ捨て場などを確認するとともに、廊下やエントランスなどがきれいに清掃されており、管理がきちんとされているかもチェックしておきましょう。

関連記事:物件種類やシーン別、内見で重要なチェックポイントとは?

物件契約

希望する物件の内見が一通り終了したら、担当者と一緒に不動産屋さんの店舗に戻ります。内見した物件で気に入ったものがあれば、そのまま入居審査、申し込みの手続きに入ります。契約する際には入居者の住民票、連帯保証人の住民票や印鑑証明書、収入の証明書、運転免許証や健康保険証のコピーなどが必要ですが、それらの書類は後日、郵送などでやり取りすることが多いです。郵送の返送期間なども含めると1週間ほどです。

以上が一般的な流れです。

OHEYAGOのセルフ内見ではWEBでその場で内見予約ができます。内見にも自分一人で行けるので、面倒なセールストークに悩まされることもなく、以下の流れでストレスの少ないお部屋探しができます。

  1. OHEYAGOのサイトで内見予約をする
  2. 予約した日時に物件に直行する
  3. 内見して部屋の状況などを確認する
  4. 気に入った場合は賃貸契約を結ぶ

OHEYAGOでは各物件の内見できる日程がカレンダーで表示されており、自分が都合の良い日時でその場でWEBで内見予約ができます。最短で当日の30分後に内見ができます。不動産屋さんへの来店も不要で現地に直行できるのでとても便利なサービスです。実際には内見できないおとり物件が掲載されていることもありません。

関連記事:OHEYAGOについて

内見と物件契約の関係性は

内見して契約しない場合も

一般的には、内見で現地まで車に乗せて案内してくれたり、様々な情報を集めてくれたりと、不動産屋さんの担当者には助けられます。(OHEYAGOでは営業者でのご案内はしておりません。)物件が気に入らなかった場合に「労力を使わせてしまったし、断りづらい。」と悩まれる方もいるかもしれません。一度に3~5件の物件の内見を行う場合、なおさら断りづらくなってしまいます。

しかし、内見後に契約しないということは、実際によくあることです。賃貸物件を内見して「写真とイメージが違う」「設備が思ったより使いにくそうだった」などの理由がある場合は、妥協せずに断りましょう。

内見しないで契約する場合も

「入居先が遠方」「内見している時間がない」などの借り主側に事情があり、内見しないで契約する場合も少なくありません。この場合はきちんと確認すべきポイントを把握しておきましょう。

また、物件側に以下のような事情があり、内見できない場合もあります。

  • 入居者が入居中
  • 新しく建築中
  • リフォーム中

このような場合については、次のような行動で対処すると良いでしょう。

  1. 同じ物件の他の部屋で入室できる部屋があれば代わりに内見する
  2. 物件まで実際に行って最低限得られる情報を集める

①の場合が無理でも、②のように実際に現地でしか得られない情報には意味があります。建物の外観や管理状況、駐車場の車の印象などから入居している住民の雰囲気が伝わることもあります。また、中に入らないとしても、周辺の騒音や日当たり具合なども、大体は確認できるでしょう。内見できないとしても、実際に現地に足を運んで、あらゆる情報を集めるとよいでしょう。

関連記事:内見なしで賃貸契約を成功させるポイント

内見するのにお金は必要?

賃貸では、原則として賃貸契約をしてから初期費用が発生します。つまり、申込書を出して内見したとしてもお金はかからないのです。
例えば、内見をしてから気が変わり申込をキャンセルしたとしてもキャンセル料はかからないのが一般的です。もちろん、オンライン内見も一般的には無料です。

内見のための交通費などの実費は自己負担

自己負担の代表例としては交通費が挙げられます。
例えば、東京都の賃貸物件を神奈川県に住んでいる方が内見する場合、神奈川のご自宅から東京都の賃貸物件を訪れるまでの交通費は自分で出さなければなりません。

手付金が必要になる場合があります

賃貸契約では、契約が成立してから費用を支払うのが一般的です。しかし、ごくまれに申込金として賃貸契約の前に「入居の意思表示」のため支払うこともあります。

申込金は「申込証拠金」もしくは「預り金」とも呼ばれます。申込金(申込証拠金・預り金)の相場としては、10,000円から家賃1ヶ月分程度です。

申込金は契約金の一部に充当されるものですから、無駄に支払うものではありません。しかし、審査に通って賃貸契約を締結したにもかかわらず入居せず解約する場合には戻ってこないことが多いので注意しましょう。

もちろん、契約締結前にキャンセルした場合には全額戻ってきます。
OHEYAGOでは、手付金、申込金共に不要です。

無駄な内見を減らすために、事前に調べておくべきこと

やみくもに内見をしていては、時間・体力の観点から効率が悪くなりがちです。事前にポイントを押さえて調べておくことで、無駄な内見を減らせて、結果として納得いく物件に効率よく出会うことができます。

以下のポイントは必ず調べておくようにしましょう。

  • 周辺環境(コンビニ・スーパー・道路や線路など)や駅までのルート
  • 入居時期
  • 審査通過条件
  • 室内写真
  • 初期費用いくらかかるのか

これらが自身の希望の条件に対して合っているか、許容範囲であるかをしっかりと確認し、申込・契約・入居と進む可能性がある物件にしぼって効率的に内見をするようにします。

周辺環境はGoogleマップやGoogleストリートビューなどで確認ができます。その他は賃貸ポータルサイトで調べたり、内見前に不動産屋さんに確認をするようにしましょう。

よくある質問

内見をしないで賃貸物件の契約はできる?

内見をせずとも賃貸物件の契約は可能です。 ただ、先行契約などを除き内見できる場合は内見することをオススメします。理由は周囲の騒音やお部屋のニオイはお部屋を決める判断材料になるからです。 また、遠方に居住している場合もオンライン内見で雰囲気は把握しておきましょう。

内見は何回でもできる?

内見は何回でもできます。また、同じ物件の内見も可能です。 ただ、内見数は3-5件程度をオススメしております。これは選択肢が増えすぎると重視している点が曖昧になってしまったり、迷っている間に内見した物件が他の方に決まってしまうからです。 内見は希望条件を明確にしてそれに適したお部屋に絞りましょう。

まとめ

内見で一番避けたいのが、情報収集や事前準備不足で臨んでしまい、その物件が自分に合っているのかわからず、結局は決めきれずに時間だけを無駄に消費してしまうことです。そうならないためにも、できるだけ情報収集をし、事前準備をしっかりとして内見に臨むようにしましょう。

また、OHEYAGOでは内見可能な物件に絞り込んで検索でき、予約もWEBで完結します。不動産屋さんへの来店も不要で自分の行きたいタイミングで内見することができます。ぜひ一度ご利用されてみてください。

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物件の検索から内見予約、契約までをオンライン上で行うことができます。
内見も営業なしのセルフ内見です。そのため採寸のためなどお客様のご希望がない限りスタッフはお部屋の外でお待ちしております。
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この記事を書いた人
矢口ミカ
OHEYAGO宅建士ライター
矢口ミカ
フリーランスの不動産・就活ライター、宅地建物取引士。複数のメディアで執筆中です。家族が所有している投資用不動産の契約管理もしています。整理収納アドバイザー1級、福祉住環境コーディネーター2級など住まいに関する資格も保有。趣味は整理収納と時短料理で主婦ライフも楽しんでいます。
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