一人暮らしのキッチンが狭い!上手な収納方法や快適な使い方を解説

公開:2022/08/04
更新:2023/06/12
一人暮らしのキッチンが狭い!上手な収納方法や快適な使い方を解説
一人暮らし用のお部屋を借りるとき、キッチンが狭いと感じ、使い方に悩むケースは多いのではないでしょうか?狭いキッチンを使いやすくするためには、収納や使い方に工夫が必要です。今回は狭いキッチンでの上手な収納法や、使い方において工夫すべきポイントなどを解説していきます。この記事を読めば、限られたスペースも有効活用できるようになり、狭くても快適にキッチンを使えるようになるでしょう。

狭いキッチンではどんな悩みがある?

狭いキッチンを快適に使うために、まずは解決すべき悩みについて具体的に把握することが大切です。スペースが限られているからこそ工夫が必要となるポイントを、1つずつ確認していきましょう。

収納スペースが足りない

一人暮らしの狭いキッチンでは、もともと付いている収納スペースが少ないため、食器や調理器具などのキッチン用品が入りきらずに悩むケースが多くあります。

スペースが足りずに収納できないものを出しっ放しにしてしまうと、整理整頓されていない散らかった空間となってしまい、見栄えも良くありません。また、物の出し入れもしにくくなり、自炊するのが嫌になってしまうことも考えられます。

限られた空間を上手に利用して、収納の仕方を工夫することが重要です。

料理や洗い物などの作業がしにくい

一人暮らしのキッチンは、全体的にスペースが狭いので、料理や洗い物などの作業のしにくさに悩む人も多いでしょう。例えば、「まな板を置くスペースが狭くてスムーズに料理を進められない」「洗った後の食器を置くスペースに困る」など。フライパンなどの大きなものを洗う際に、三角コーナーが邪魔になる場合もあります。日常的に使用するキッチンでの作業がスムーズにできないことは、大きなストレスにもなるでしょう。

ゴミ箱を置くスペースがない

狭いキッチンでは、ゴミ箱を置くスペースが確保できずに悩むケースも少なくありません。キッチン周りに冷蔵庫や電子レンジなどの必要なものを置くことで、狭いキッチンの空間はすぐにいっぱいに…。

一方で、料理をするうえでゴミは必ず出るもの。キッチンに置いておく必要性が高いからこそ、場所を工夫しながら設置する必要があるのです。

おしゃれな空間にするのが難しい

毎日使うキッチンは、できるだけおしゃれな空間にしたいと考える人は多いでしょう。しかし、スペースが狭いと、おしゃれな空間にするのが難しく感じてしまい、諦めてしまう人も多いかもしれません。

一人暮らしの狭いキッチンでも、工夫しておしゃれな空間にできれば、毎日の自炊も楽しくなるはずです。

狭いキッチンでできる収納の工夫

狭いキッチンを快適に使うためには、いかに収納を工夫するかが重要なポイントです。

収納の仕方を工夫するかしないかで、キッチンの使いやすさは大きく変わります。限られた空間を上手に利用して収納することで、清潔感のある見た目になり、衛生的にも良いキッチンとなるでしょう。ここで紹介する収納の工夫を参考に、すっきりとしたきれいなキッチン空間を作ってみましょう。

可動式ラックを活用

狭いキッチンでは、もともとの収納スペースに限りがあるため、キャスター付きの可動式ラックを活用してみましょう。

可動式ラックは、食器類や常温保存の食料品、調理家電などを置くスペースとして活躍するだけでなく、一番上の段を空けておくことで、調理の際の作業スペースとしても活用できます。使わないときは室内の邪魔にならないスペースに設置しておき、必要なときだけ使いやすい場所に移動することも可能。狭い空間でも効率よく収納することができます。

可動式ラックを上手に活用することで、狭いキッチンでも収納の幅をぐんと広げることができるでしょう。

シンク周りやコンロ周りも有効活用

狭いキッチンの収納で意外と見落としやすいのが、シンク周りやコンロ周りの空間です。収納できる幅は限られますが、アイデアを凝らして工夫すれば有効活用できます。

例えば、コンロ周りの細い幅に収まるサイズのケースや棚を用意すれば、調味料などをいくつも並べて収納することが可能です。シンク周りのスペースも同様に、簡単な棚を取り付けることで、食器やラップ類などを並べて置ける空間が作れます。また、お箸やスプーンなどはコップに立てて置くことで、場所を取らずにきれいに収納できるのでオススメです。

シンク周りやコンロの周りの狭いスペースも見落とさず、工夫しながら活用していきましょう。

フックやマグネットで浮かせて収納

物を置くスペースに限りがある狭いキッチンでは、フックやマグネットを使った浮かせる収納法がとても便利です。

例えば、レンジフードの溝や突っ張り棒を利用してS字フックをかければ、フライパンやおたま、ミトンなどの調理器具を吊るして収納することが可能。さらに、冷蔵庫などのマグネットが付けられるスペースも上手く利用し、収納の幅を広げましょう。

置くことだけにとらわれず、浮かせるという工夫をすることが、キッチンの狭い空間を上手に活用するポイントです。

食器類は必要な分だけ使用

キッチンが狭い場合、食器類は必要な分だけそろえることを意識しましょう。食器類が増えてしまうと、当然ながら収納する際も場所を取ってしまいます。キッチンが狭いなら、食器類は必要なもののみを厳選して用意し、収納する際のスペースを抑えましょう。

一皿で複数の品数を盛り付けられる、ワンディッシュプレートの活用もオススメです。収納の際にかさばらないだけでなく、洗い物の手間も軽くなります。ワンディッシュプレートとお椀、コップがあれば、一通りの料理は盛り付けられるでしょう。

調理器具を増やし過ぎない

調理器具を増やし過ぎないことも、狭いキッチンの収納において重要なポイント。お湯は鍋で沸かし、食パンなどはフライパンで焼くようにすれば、電気ポットやオーブントースターを置くスペースも不要です。さらに、取っ手の取り外しが可能なタイプのものを選ぶことで、重ねて収納する際にコンパクトにまとめられます。

多様な使い道があるものはできるだけフル活用し、必要な調理器具のみを厳選するようにしましょう。

狭いキッチンでの作業をスムーズにする工夫

節約のために自炊をしたくても、狭いキッチンでの作業のしにくさが原因でやる気をなくしてしまうケースも多いかもしれません。しかし、キッチンが狭くても、工夫次第でスムーズな作業を可能にする方法はあります。ここでは狭いキッチンでの作業をスムーズにする、使い方の工夫を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

まな板をシンクにかぶせてスペースを確保

狭いキッチンでは、まな板を置くのに十分なスペースが無いことも多く、スムーズに調理をするのが困難な場合があります。そういった場合は、シンクの広さよりも大きなサイズのまな板を用意し、シンクの上にかぶせて置くことで、作業スペースを確保しましょう。大きなまな板をシンクにかぶせて置くので、まな板は安定し、十分使いやすい作業スペースになります。

水切りかごはシンクの上に設置

洗った後の食器を置くスペースについては、シンクの上に水切りかごを設置することで、作業効率を上げることができます。

水切りかごをキッチン周りに置くと場所をとってしまい、位置によっては導線を邪魔して使いにくくなってしまう場合もあります。限られた空間を上手に使うためには、シンクの真上に水切りかごがくるように設置するのがオススメです。シンクで食器を洗ったら流れるような作業ですぐに水切りかごに置くことができ、食器から落ちる水滴もシンク内へ直接落ちていくため、作業効率はバッチリです。

三角コーナーは設けない

生ごみを捨てるためにシンク内に三角コーナーを設けるケースは多いですが、キッチンが狭い場合は三角コーナーを設けないという方法も検討しましょう。

狭くて小さなシンクの中に三角コーナーを設置すると、それだけでシンク内のスペースの大部分が占領されてしまい、キッチンでの作業の邪魔になることも…。三角コーナーを置かない代わりに、料理の際には毎回小さなゴミ袋を用意し、料理の度にまとめて捨てるようにすることで、場所をとらずに生ごみの処理ができます。不要なチラシなどの紙を折って作れる小さなごみ箱を利用するのも良いでしょう。

三角コーナーを設けないことで、シンクが広く使えるだけでなく、掃除の手間も省けるので一石二鳥です。

ゴミ箱は袋を取り付けて代用

キッチンが狭くゴミ箱を置くスペースに余裕がない場合は、ゴミ箱は置かずに袋で代用しましょう。シンク下収納の取っ手部分を利用して袋をくくりつければ、狭い空間でも場所をとりません。また、調理などの作業をしながらすぐに捨てられる位置になるため、作業効率も上がります。

ビニール袋のままでは見栄えが気になるという場合は、上から布製のおしゃれな袋をかぶせておくなどの工夫をしてみるのも良いでしょう。

狭くてもおしゃれな空間にするコツ

一人暮らしをするうえで、お部屋のレイアウトや雰囲気などを自分好みにカスタムできるということは、大きな魅力の1つです。一人暮らしの狭いキッチンも、できるだけおしゃれな空間にしたいと考える人も多いでしょう。

キッチンが狭くても、おしゃれな空間にすることは十分可能です。これから紹介する、狭いキッチンをおしゃれにするコツを参考にして、自分なりの素敵な空間づくりを楽しんでみましょう。

色合いや素材に統一感を出す

キッチンに置くものの色合いや素材に統一感を出すことで、空間全体がおしゃれですっきりとした印象になります。例えば、食器類や調理器具などの色合いを同系色でそろえたり、木目調やステンレス製などの素材を統一したりすると、まとまり感のあるきれいなキッチンになるでしょう。キッチンがおしゃれな空間になると、料理をするときの気分も上がりますね。

調味料は容器をそろえて並べる

キッチンに並べる調味料の容器をそろえれば、おしゃれなカフェのような雰囲気に。調味料を入れるのに適した小さなサイズの容器は、100均などでも購入できるので、手軽に用意することが可能です。

自分の好みにあったデザインの容器を選んで、調味料ごとにおしゃれなラベルシールを貼るのもオススメ。同じ容器に入った調味料がたくさん並ぶキッチンは、見栄えが良くなるのはもちろん、料理の幅も広がりそうです。

ミニサイズの観葉植物をプラス

狭いキッチンでも場所を取らずにおしゃれにできるアイテムとして、ミニサイズの観葉植物がオススメです。片手に乗せられるぐらいの小さな観葉植物であれば、スペースが限られた狭いキッチンでも置く場所を確保できるでしょう。

小さな観葉植物を1つプラスするだけで、キッチン全体が爽やかで清潔感のある空間になります。ミニサイズの観葉植物は、100均やホームセンターなどで種類豊富に売られているので、自分のキッチンに合うお気に入りの種類を選んで飾ってみましょう。

まとめ

一人暮らしの狭いキッチンも、工夫次第で使いやすく素敵な空間にすることが可能です。今回紹介したポイントを参考にすれば、狭いキッチンもなんだか魅力的に見えてくるかもしれません。

キッチンが快適に使えるようになれば、毎日の一人暮らし生活もより楽しくなるでしょう。狭いからといってキッチンの活用を諦めるのではなく、工夫できる部分を見つけて自分だけの快適なキッチン空間を作ってみましょう。

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この記事を書いた人
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OHEYAGO宅建士ライター
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大学卒業後に住宅・不動産会社での勤務を経験し、現在は年子の男の子を育てる2児のママライターです。主に経験してきた業務は、賃貸物件の仲介営業や管理業務。宅建士やFP2級の資格を保有しています。数々のお部屋探しを対応してきた経験を活かして、多くの人のためになる記事執筆を大切にしています。
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