同棲に適した間取りとは?オススメの間取りと確認ポイントをご紹介

公開:2021/07/27
更新:2022/12/21
同棲に適した間取りとは?オススメの間取りと確認ポイントをご紹介
同棲用の部屋探しをする上で、間取り選びは重要です。間取りによって、生活スタイルが変わると言っても過言ではありません。どちらか一方でも「暮らしにくさ」を感じれば、ケンカや同棲生活の解消に繋がってしまうでしょう。 本記事では、「同棲に適している4つの間取り」と「各間取りがどんなカップルに最適なのか」について根拠を踏まえて解説しています。楽しい同棲生活がマイナスからのスタートとなってしまわないためにも、本記事を参考に「二人にとって」最適な間取りを選択しましょう。

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同棲用の間取りを決める前に確認しておきたいこと

同棲用の間取りを決めるにあたり、事前に二人で確認しておきたいポイントが5つあります。これらをあらかじめ共有しておくことで、自分たちの暮らしに適した間取りが明らかになり、物件探しもスムーズになるでしょう。

自分と彼氏・彼女が住環境に求めている条件や考え方は、必ずしも同じであるとは限りません。物件探しの途中でケンカに発展しないよう、事前にお互いの考えを確認しておくことが大切です。意見が分かれるときは、双方が納得するまで話し合うようにしましょう。

間取りや立地、家賃の優先順位

まずは、間取りや立地、家賃など、住環境に求める条件を整理し、各条件の優先順位を決めます。間取りよりも立地を優先することもあれば、家賃よりも快適性や暮らしやすさを重視したり、何よりも家賃の安さを重視したりするなど、考え方は人それぞれです。これらの優先順位によっても選ぶべき間取りは異なるため、事前に二人の意見をすり合わせておきましょう。

在宅ワークの有無

間取り選びを左右するものの1つが、在宅ワークの有無。どちらか一方または両方が在宅ワークをしている、または今後する予定がある場合には、それを踏まえて間取り選びをする必要があります。特に、二人とも在宅ワークかつビデオ会議をする可能性がある場合には、それぞれが別部屋で仕事ができるのが理想です。

リビングや寝室にパソコンデスクとチェアを置くこともあれば、日中だけダイニングセットを仕事用に使うという人もいるでしょう。もしくは、仕事専用の部屋を設けるという選択肢もあります。仕事に集中できる環境や最低限必要な広さを考えながら、必要な部屋数をあらかじめ明らかしておきましょう。

生活リズムは合っているか

二人の生活リズムが合っているか否かによって、必要となる部屋数が異なる可能性があります。例えば、どちらかが夜勤をすることがあったり、早朝出勤や深夜帰宅の頻度が高かったりする場合には、「敢えて寝室を分ける」というのも選択肢の1つ。それぞれが個室を持てたり、生活リズムがずれてしまうときだけでも別部屋で寝られたりする間取りであれば、お互いに気を使わなくて済むでしょう。

プライベートな空間が欲しいか

プライベートな空間を確保したいか否かは、同棲をする上で最も重要なポイントの1つです。「彼氏・彼女とはできるだけ一緒にいたい」という人もいれば、「一定時間は一人で過ごしたい、自分の時間が欲しい」という人もいるなど、考え方は人それぞれです。長く付き合っている人同士であっても、意見が分かれる可能性は否めません。

同棲するとなれば、四六時中一緒にいることもあり得ます。そうした中、家の中で1人になれる空間が欲しいと思うのであれば、あらかじめ専用の個室を用意しておく方が無難です。

荷物の量

お互いが新居へ持っていく予定の荷物の量は、事前に把握しておくようにしましょう。家具や家電は、どちらか一方が一人暮らしで使っていたものを使ったり、同棲を機に新たに購入したりします。しかし、衣類や靴、雑貨は、元々使っていたものをそのまま新居へ持っていくという人も多いでしょう。

収納スペースの充実度合いは個々の物件によって異なるため、「この間取りなら大丈夫」と一概に言うことはできません。具体的な広さについては、不動産屋さんに問い合わせたり、内見時に確認をしたりするようにしましょう。

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同棲にオススメの4つの間取りとは

同棲にオススメの間取りは、1LDK、2DK、2LDK、3DKの4つです。間取り選びの目安となるよう、各間取りの特徴やメリット、デメリットを理解しておきましょう。

程良い広さで人気が高い「1LDK」

1LDK間取り

二人で住むのに程良い広さがあり、特に初めて同棲をするカップルに人気が高い、1LDK。居室1部屋とリビング、ダイニングキッチンがある間取りです。多くの時間をリビングで過ごし、居室は寝室使いする人たちが多いでしょう。

1LDKでは全ての空間を共有するため、お互いの存在をより身近に感じることができます。「彼氏・彼女とはなるべく一緒に過ごしたい」、という人たちにオススメです。付き合いが長く、お互いの性格や価値観、生活スタイルをよく理解している上で同棲する人たちにも向いているでしょう。

一方で、お互いの距離が近すぎることに息苦しさを感じる人にとっては、やや窮屈かもしれません。また、一人暮らしにとっても二人暮らしにとっても人気のある1LDKは、広さに対して家賃が高めの物件が多い点を覚えておきましょう。

お互いの個室が確保できる「2DK」

2DK間取り

お互いの個室を確保したいときにおオススメなのが、2DK。居室2部屋とダイニングキッチンで構成された間取りです。それぞれがプライベートな空間を大切にしている場合や在宅ワークをする場合、生活リズムの違いから寝室を分けたい場合に向いているでしょう。

2DKは比較的築年数が古い物件が多いことから、1LDKに比べて家賃が安いという特徴があります。そのため、「家賃は抑えたいけれど、一定の広さは確保したい」という人たちからも2DKは人気の間取りです。1部屋をリビングとして使い、もう1部屋を寝室にすることで、1LDKのようにすることができます。

居室をそれぞれの個室とする場合は、リビングのように二人でくつろぐスペースが確保しにくいのが難点。どちらかの部屋にテレビを置いて、個室兼リビングのようにしたり、ダイニングキッチンのスペースが広めの物件を選んだりすると良いでしょう。

広々として快適な「2LDK」

2LDK間取り

広々とした空間で快適に過ごせるのが、2LDK。居室2部屋とリビング、ダイニングキッチンがある間取りです。2つある居室は、それぞれの個室にすることも、寝室と仕事部屋で分けることもできます。 2LDKは子どもがいる家族からも人気の間取り。将来的に、結婚して子どもができたときも、引っ越す必要がないのが嬉しいポイントです。

一方で2LDKは、同程度の広さがある3DKに比べて家賃は高めであることが難点。収入に対して家賃が過度な負担にならないよう、注意が必要です。

広さの割に家賃が安い「3DK」

3DK間取り

部屋の広さに対する家賃の安さが魅力的な、3DK。居室3部屋とダイニングキッチンで構成されています。2DKと同様に築古物件が多いですが、広さや部屋数を確保したい人にはオススメです。

3部屋のうち、1部屋をリビングとし、残りの2部屋を各自の部屋にすれば、プライベートな空間も、一緒に過ごす空間もつくることができます。家賃を抑えつつ、2LDKと同じような間取りで暮らすことも可能です。荷物が多い人の中には3部屋をそれぞれ、リビング、寝室、物置として使う人もいます。

3DKの物件には築古のものが多く、リフォームがされていない場合は、内装や設備が古いものであることが多いでしょう。全ての居室の床が畳の物件や、床がフローリングにリフォームされていても収納は押入のまま、という物件もあります。

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同棲向けの間取りと家賃相場の関係

間取りと家賃の関係がイメージしやすいように、同棲向けにオススメした上記4つの間取りの家賃相場をご紹介します。実際に間取り選びや物件探しをするときは、居住を検討しているエリアの間取り別の家賃相場を事前に調べておくようにしましょう。

部屋全体としては同じくらいの広さがあっても、間取りによって家賃は異なります。部屋数や広さに応じて家賃が高くなるだけでなく、間取りがDKタイプであるかLDKタイプであるかによっても、家賃相場が異なる点を覚えておきましょう。

間取り別の家賃相場をご紹介

エリア別かつ間取り別の家賃相場の例は以下のとおりです。この表からも、同棲にオススメの4つの間取りの家賃相場では、2DKが最も安く、2LDKが最も高いことが分かります。1LDKよりも3DKの家賃の方が安いことに驚いた方もいるのではないでしょうか。

エリアによっては、1LDKと3DKの家賃が逆転することもあります。しかし、LDKタイプよりもDKタイプの家賃の方が安いのが一般的です。

地域 1LDK 2DK 2LDK 3DK
新宿区 22.11 13.28 27.23 15.95
世田谷区 17.14 12.47 20.2 13.11
大田区 14.46 12.68 17.76 13.35
杉並区 18.39 11.9 18.78 13.25
中野区 17.75 11.56 18.23 13.49
豊島区 16.96 14.46 26.27 15.48
板橋区 16.79 11.51 17.2 10.72
文京区 18.12 14.78 25.65 13.6
品川区 18.86 13.87 25.24 13.82
目黒区 21.15 17.43 28.06 16.16
北区 15.83 12.67 17.98 14.1
江東区 16.85 11.82 20.69 14.7
渋谷区 24.01 15.26 38.81 14.65
墨田区 17.66 15.71 20.06 13.84
台東区 17.25 15.34 18.76 17.8
港区 26.71 19.05 37.26 19.7
荒川区 16.19 11.16 16.91 11.71
中央区 19.88 16.82 28.3 24.2
千代田区 32.77 18.75 36.87
練馬区 9.85 10.84 14.14 11.29
足立区 11.58 7.87 14.71 9.78
江戸川区 11.16 8.87 13.45 10.9
葛飾区 11.21 8.43 10.06 9.52

(2021年7月27日時点、単位は万円)

参照:アパマンショップ「東京都 二人暮らし向け賃貸マンションの家賃相場」

LDKタイプよりもDKタイプがお得

1LDKと2DK、2LDKと3DKのように同程度の広さの間取りで比較する場合は、いずれも後者のDKタイプのものの方が家賃も安く、お得です。LDKタイプの方がキッチン周りの設備が充実していたり、空間が広いことから人を呼びやすかったりする利点はありますが、少しでも家賃を抑えたい場合には、DKタイプを選ぶと良いでしょう。

DKタイプの家賃が比較的安い理由は、物件の築年数にあります。戦後、公営住宅を中心に普及が進んだのが、DKタイプの間取り。必ずしも全ての物件が築古とは限りませんが、DKタイプの間取りを有す物件の多くは、築30年を超える古めの物件が多いです。

他方、ダイニングキッチンに加えてリビングが一体となったLDKタイプは、1990年代以降に人気が高まりました。その人気は2021年現在に至るまで衰えることはなく、現在も多くの新築物件でLDKタイプの間取りが採用されています。

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同棲用の間取り選びと同時に確認すべきこと

同棲用の間取り選びをする際には、収納スペースの広さや入居条件についても併せて確認する必要があります。これらの確認を怠ると、部屋の中にものが溢れてしまったり、同棲生活を続けられなくなったりするリスクが発生するため、注意しましょう。

収納スペースは十分あるか

衣類だけでなく、靴、食器について「二人分の収納スペースがあるか否か」は、内見時の要確認ポイントです。特に、間取りが1LDKの場合は一人分の荷物が収まる程度のスペースしかない物件もあります。実際に荷物を運び混んでみたら収納スペースに収まりきらず、部屋の中にものが溢れてしまう可能性も否めません。

間取りや部屋の広さについては、各物件の募集図面で把握することができます。ところが収納スペースについては、図面上でその大きさや広さを正確に把握することは困難です。内見時に自分の目で確認するか、オンライン内見時に寸法を測ってもらうようにしましょう。

なお、引越しを機に不要なものや使用頻度が低いものを処分するというのも1つの選択肢。新居へ運ぶものが少なくなれば、引越し準備や費用面でも負担が軽減されるでしょう。

二人入居が許可されているか

賃貸物件の中には、そもそも単身者の入居しか許可されていない物件があります。特に、1LDKのように一人暮らし向けとしても利用されることが多い間取りは要注意。同棲を始めるにあたって新たに物件を借りる人は、物件検索時の条件欄で「二人入居可」を選択した上で物件候補を絞るか、直接不動産屋さんに問い合わせるようにしましょう。

どちらか一方が元々住んでいるところで同棲をする場合は、賃貸借契約書内に「二人入居に関するルールが記載されているか」を確認する必要があります。二人入居が禁止されているにもかかわらず、「バレなければ大丈夫だろう」と安易な気持ちで契約内容を無視するのは絶対にやめましょう。後々、大家さんとトラブルになるだけでなく、契約違反を理由に契約解除にすらなりかねません。

同棲用の間取りは、双方の意向を汲んで決めよう

同棲用の間取りは、双方の意向を汲んだ上で、二人が互いに納得できるものであることが大切です。長く付き合っている彼氏・彼女であっても、住環境に対する考え方や価値観が異なることは、決して珍しいことではありません。相手が希望する条件は自分のものと同じか大差ないだろう、と思い込むことは危険でしょう。

同棲を始めるときは、一緒に暮らせるという嬉しさが先行して、細かいことに目がいかなくなりがちです。しかし、肝心な生活そのものを長続きさせるためには、それぞれにとって「暮らしやすい」物件でなければなりません。そのためには、双方の考えや意向を踏まえて間取りを決める必要があるのです。

まとめ

間取り選びは、それぞれの価値観や考え方を反映するだけでなく、同棲開始後の生活スタイルにも影響を及ぼします。まずは、お互いが賃貸物件に求める条件やそもそもの生活スタイル、個室の要否などを確認しましょう。

今回は同棲用に適した間取りとして、1LDK、2DK、2LDK、3DKをご紹介しました。これら4つの間取りは、それぞれに特徴やメリット、デメリットがあります。それらを理解した上で、二人が求める条件や考えと照らし合わせながら、最適な間取りを選ぶようにしましょう。

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この記事を書いた人
中條 ふみ
OHEYAGO宅建士ライター
中條 ふみ
銀行とメーカー勤務を経て、夫婦で不動産賃貸経営をする子育てライター。これまでに中古アパート、一棟ビル、戸建の売買や賃貸を経験。保有資格は、宅地建物取引士と2級FP技能士。 自身の経験を活かしながら、女性目線を盛り込んだ不動産関連記事や取材記事を多数執筆。
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