同棲時は生活費に注目!負担や節約方法、もめないための対策を解説
- 同棲でかかる生活費とは?
- 同棲する方が一人で暮らすよりも生活費がかからない
- 同棲中にかかる生活費の負担はどうするか
- 同棲の生活費を節約するには
- 同棲中に生活費でもめないためにできること
- まとめ
- セルフ内見ならOHEYAGO(オヘヤゴー)
同棲でかかる生活費とは?
同棲でかかる生活費とは、食費や住居費、日用品費など二人で生活をする上で支払いが発生する費用のこと。同棲することによって単純に二人分かかるものもあれば、一人当たりの負担が軽減されるものもあります。まずは、どんなものが生活費に含まれるのかを項目ごとに確認しましょう。
1.食費
食費とは、スーパーやコンビニで買う食品から、持ち帰りのお弁当代や外食費までの食事全般にかかるお金のこと。同棲前は交際費として考えられていた彼氏・彼女との食事代も、同棲中は食費の一部です。
2.住居費(家賃)
住居費とは、住居について毎月かかる費用のこと。賃貸物件に住んでいるときは、家賃と共益費や管理費などがそれに該当します。駐車場代や駐輪場代がかかっている場合は、それらも含めて考えるようにしましょう。
一般的な家賃の目安は、手取りの30%。双方に収入がある場合は、二人分の手取りの30%が家賃の目安です。しかし、節約や貯金をしたい場合には手取りの25%以下を目安にするなど、あらかじめ目安の額を下げておくと良いでしょう。
3.水道光熱費
水道光熱費とは、上下水道料金やガス代、電気代のこと。これらの料金は、毎月一定額がかかる基本料金と使用量に応じて変動する従量料金で構成されています。(※)
別々に住んでいれば二重でかかっていた基本料金を1件分で済ませられるのは、同棲するメリットの1つ。また、料理は二人分でも一人分でも、作る際にかかる水道光熱費に大差はありません。つまり、一人暮らしのときよりも同棲中の方が、一人当たりの水道光熱費は安くなります。
※2021年7月現在、電気料金には燃料費調整額と再生エネルギー発電促進賦課金が加算されています
4.日用品費
日用品費とは、トイレットペーパーや洗剤、シャンプーなどの消耗品や家具、寝具など、日常生活を送る上で必要となるものにかかる費用のこと。生活の中で誰もが一定量使用する消耗品は、一人暮らしをしても同棲をしても支出額にあまり変化はありません。しかし、二人で共通して使うものが多いことから、日用品費は同棲中の生活費に含めて考えるようにしましょう。
5.通信費
通信費とは、主に携帯電話料金やインターネット(以下、ネット)料金のこと。ネット料金は、同棲をすることで一人当たりの負担を抑えられます。ただし、生活する人数が増える分だけ、使用するデータ量も増える点に注意しましょう。
データ容量に制限があるプランの場合は、使用したデータ量を巡ってケンカになることも。安さだけで選ばずに、データ容量や速度もよく確認した上で、契約するようにしましょう。在宅ワークや動画視聴、ゲームなどでネットを使う頻度が高い場合は、特に注意が必要です。
6.娯楽費
娯楽費とは、遊びや趣味のためにかかる費用のこと。例えば、余暇に映画館で映画を観たり、レジャー施設で遊んだりする費用がそれにあたります。二人で共通の趣味があったり、共通の友人と遊んだりするときは、二人の生活費の一部として考えると良いでしょう。
7.その他
生活費には、上記のほかにも医療費や被服・履物代、交通費などがあります。二人のものでない場合は、それぞれがその費用を負担し、二人の生活費には含まないのが一般的です。
同棲する方が一人で暮らすよりも生活費がかからない
同棲をすると、生活費が一人暮らしのときの倍になるわけではなく、むしろ一人当たりの支出額が低くなります。つまり同棲は、彼氏・彼女と一生に過ごせる時間が長くなるだけでなく、節約ができたり、将来に向けた貯金ができたりするというメリットがあるのです。
同棲すると固定費が割安になる
同棲することによって、一人当たりの固定費の負担が軽くなります。固定費とは、毎月一定額の支払いが発生する費用のこと。生活費の中で固定費にあたるのが、住居費や水道光熱費、通信費などです。
例えば、それぞれが家賃7万円の1Kに住んでいたカップルが家賃11万円の1LDKで同棲すると、一人当たり1万5千円の節約になります。水道光熱費の基本料金分やネット料金は、一人当たりの負担額が一人暮らしのときの半分になると考えられるでしょう。
デート費用が抑えられる
デート費用を抑えられるのも同棲するメリットの1つです。二人が別々に暮らしているときは、毎回多少なりとも発生していた交通費や交際費などのデート費用。同棲をしてからは、自宅で過ごしたり、一緒に近所へ出かけたりすることが増えるため、同棲前よりもその費用がかかることは少ないでしょう。
同棲中にかかる生活費の負担はどうするか
長い付き合いのカップルであっても、「お金の話はしにくい」と感じる人は多いでしょう。しかし、一緒に暮らす上で避けて通れないのがお金の話。ケンカの原因にもなりやすい生活費の負担割合や方法については、同棲開始前に決めておくことが大切です。
支出総額を折半する
同棲をしているカップルで多く見受けられるのが、毎月の支出額を折半するというケース。負担割合が均等であるため、お互いに納得感が得やすいのがメリットです。ただし、それぞれが1ヶ月間で支払った総額を把握しておかなければならないため、面倒に感じる人もいるでしょう。
毎月決まった金額を出し合う
毎月1人10万円ずつ出す、というように決まった金額を出し合うのもオススメです。あらかじめ1ヶ月の生活でかかる費用を見積った上で、月初めにそれぞれの負担額を出し合い、共通の財布で管理します。支出額が想定よりも少なければ、残額を貯金に回すこともできるでしょう。
項目ごとに支払いを分担する
生活費の項目ごとに支払う人を分けるという方法もあります。例えば、一人が家賃を負担し、もう一人がそれ以外の費用を負担するなど。
食費や日用品費などは月々の支出額が一定でないため、二人の負担割合を均等にすることはできません。しかし、あらかじめ項目ごとに分けておく方が、シンプルでやりやすいと感じる人もいるでしょう。旅行や外食に行くなどして、普段よりも多くかかった費用がある場合には、その分を折半すると不公平感もなくなります。
収入額に合わせて負担割合を変える
それぞれの「収入に合わせて負担割合を変える」カップルも少なくありません。「金銭的な負担が少ない分、家事負担を多めにする」というような工夫をすると不公平感が解消され、お互いに生活しやすいでしょう。同棲当初は折半をしていても、「二人の収入に差が出たら、収入に応じた負担割合に変更する」という柔軟な対応ができるのが理想です。
同棲の生活費を節約するには
同棲をするだけでも、生活費はある程度節約できます。それに加えて、「少しでも節約できないか」という観点で生活費を見直すことで、さらなる節約が可能です。特に、同棲する目的に「将来に向けて貯金をすること」が含まれている場合には、以下のポイントを参考にしてみましょう。
固定費を見直す
節約をするときは、固定費を見直すのが効果的。食費や日用品費など、毎月の支出額が一定でない変動費に比べ、固定費の見直しは毎月の支出を安定的に減らすことができます。ただし、固定費は一度契約をすると、プラン変更をしたり解約したりしない限りは、契約料金を簡単には変えられない点に注意しましょう。
家賃を見直す
まとまった額の節約に繋がるのが、家賃の見直し。生活費に占める割合が大きいことに加え、変動費で節約を図るよりも毎月確実に支出を減らせるのがポイントです。例えば、毎月の支出額を1万円減らしたい場合は、食品や日用品などで同額の支出を抑えるよりも、家賃が1万円安い物件に住む方が確実でしょう。
水道光熱費を見直す
水道光熱費を見直すには、安い料金プランの会社に乗り換えたり、暮らし方を工夫して支出を抑えたりする方法があります。特に、自由化が進んだ電気や都市ガスは、複数の電力会社やガス会社から自分で契約先を選ぶことが可能です。月々の使用量によっては、会社を変えるだけで年間数千円から1万円以上の節約ができるでしょう。
仕事上の制約がなければ、生活リズムを合わせたり、多くの時間を同じ部屋で過ごしたりすると光熱費を抑えられます。入浴時も時間帯を合わせれば、追い炊き機能を使わずに済むため経済的です。
なお、物件選びの際は、プロパンガスではなく都市ガスの物件を選ぶと、ガス代を抑えられます。また、プロパンガスの場合は入居者がガス会社を自分で選んだり、変更したりできない点にも注意が必要です。
通信費を見直す
携帯電話を格安SIMにしたり、ネットの料金プランを安いものに変えたりするなど、通信費の見直しも節約には効果的です。ただし、物件によっては利用できるネット回線に制限があるため、あらかじめ不動産屋さんに利用可能な回線を聞くようにしましょう。
賃貸物件によっては、ネットが無料で使い放題のものもあります。建物全体で1つの回線を使用している場合は速度が遅くなることもありますが、節約できることを優先するのであれば、こうした物件も検討してみると良いでしょう。
外食を減らして自炊を増やす
外食を減らして自炊を増やすのは、最も手軽にできる節約方法です。外食をすれば1回に2人で2千円前後かかる場合も、自炊であれば、水道光熱費を含めてもその半額以下に収めることができます。自分だけのためであれば面倒に思えた料理も、彼氏・彼女のためであればやる気になったり、一緒につくることを楽しめたりするでしょう。
一方で、誰もが自炊を得意としていたり、自炊できる時間を確保できたりするとは限りません。「一品は作って、もう一品はお惣菜を買う」「週末だけは自炊をする」というように無理のない範囲でする方が、長続きするでしょう。
同棲中に生活費でもめないためにできること
同棲中になるべく避けたいのが、生活費のことでもめること。いざ同棲を始めてからケンカが多発しないように、彼氏・彼女と共有したり、日頃から心がけたりすべきことを5つご紹介します。
お金に対する考え方を共有しておく
お金に対する考え方は人それぞれですが、一緒に暮らす以上は、個々の考え方や価値観を共有しておく必要があります。そもそも、金銭感覚があまりに異なる人とは、長く同棲することも、将来的に結婚することも現実的ではありません。長く一緒に暮らせるかを見極めるためにも、お金に対する考え方は、あらかじめ共有しておくようにしましょう。
支出目安や貯蓄目標を明確にしておく
同棲生活では、毎月の支出目安や貯蓄目標を明確にし、二人がそれらに対して共通認識をもっていることが大切です。二人が共通認識をもてていれば、どちらかが無駄遣いをすることも抑制できるだけでなく、節約もしやすいでしょう。
あらかじめ生活費のルールを決めておく
あらかじめ生活費のルールを決めておくと、生活費のもめ事を軽減したり、防げたりします。具体的には、「生活費の負担割合をどうするか」「管理は共通の財布でするのか」「支出が予算を上回ったときはどうするか」など。同棲生活をスタートさせる前におおよそのルールを決め、生活をしながら必要に応じて修正を加えていくのがオススメです。
月次の収支を共有する
1ヶ月ごとの収支は必ず共有し、二人が共通認識をもてるようにしましょう。二人で共有できる家計簿アプリを使うと、「何にどれだけお金を使ったか」を簡単に共有することができます。お金の話は切り出しにくいトピックですが、アプリで収支が共有できていれば、話題にも出しやすいでしょう。
生活費を切り詰めすぎない
あまりにも生活費を切り詰めてしまうと、それがストレスとなって、ケンカに発展しかねません。無駄な支出は押さえつつ、同棲生活そのものが苦にならないように注意しましょう。たまには外食や旅行に行くなど、息抜きの機会を設けることも大切です。
まとめ
同棲をすると、カップルのそれぞれが一人暮らしをするよりも一人当たりの生活費を抑えることができ、将来に向けた貯金もしやすくなります。生活費を巡るもめ事を避け、円満な同棲生活を送るためには、二人が生活費について共通認識をもつことや、お互いのお金に対する考え方や価値観をあらかじめ共有しておくことが大切です。
同棲の生活費は、1ヶ月の支出総額を折半したり、あらかじめ決めた額を出し合ったり、項目ごとに支払う人を決めたり、とその負担方法は様々。負担割合を均等にすることもあれば、収入に合わせて負担割合を変え、金銭的な負担が少ない人の家事負担を多くしたりすることもあるでしょう。「これが正解」というものはなく、二人の考え方や事情に合わせて、双方が納得する方法を選択することが何より重要です。
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