半同棲とは?同棲との違いやメリットデメリット、注意点をご紹介!

公開:2023/08/24
更新:2023/11/02
半同棲とは?同棲との違いやメリットデメリット、注意点をご紹介!
半同棲は同棲の前段階としてお互いのことをよく知るための良い手段です。しかし、事前準備なしで半同棲をするとトラブルに発展してしますことも多々あります。本記事ではそんな半同棲の特徴からメリットやデメリット、トラブルに発展しないための方法を深掘りしていきます。

半同棲とは

半同棲とは

半同棲の概要

半同棲という言葉は造語であり、明確な定義等はありません。 一般的には半分同棲している状態を指し、週の半分ほどをどちらか一方の家に宿泊している場合は半同棲といえます。 その点がお泊まりとの違いといえます。

なぜ半同棲をするのか

半同棲は同棲を検討するカップルがお試しで行うことが多いです。その背景には手軽さがあります。 同棲と異なり、半同棲はお互いに別々の住居があるため、新しく物件を契約する必要がなく、気軽に解消もできることからリスクが少ないです。 また同棲に近しい経験ができるため、次にステップに進むための判断基準とすることができます。

半同棲のメリット

お互いの価値観が分かる

同じ住居で長い時間を共にするとたまに泊まりに行くだけでは分からなかったお互いのライフスタイルが分かります。 例えば、部屋の掃除はどの位の頻度で行っているのか、食事は毎日こだわっているのか、節約をしているのかなどです。 自身の価値観と異なる部分はどちらが譲歩するのかなど同棲をする前にお互いのルール作りの参考になります。

同棲後の生活をイメージしやすくなる

同棲をすると家事を共同で行なったり食事を共にすることが増えます。よって、お互いが社会人の場合は仕事終わりにどちらが料理を作るのかなど家事の分担が必要になったり、 食費はどの位に抑えるべきかなど金銭も共通で管理する必要があります、半同棲ではどちらにどの程度時間や金銭に余裕があるのかが分かるため、同棲後がイメージしやすくなります。

一人の時間と一緒にいる時間の両立ができる

同棲をすると朝から夜まで基本的に交際相手と一緒にいるため楽しい反面、仕事が忙しくて余裕がない時や、家で集中したい時などに支障をきたす場合があります。 一人暮らしに慣れている場合、いざ同棲すると「もっとプライベートな時間が欲しい!」とひとりの時間のありがたみを感じる方も多くいらっしゃるため、半同棲をすることで自身の性格をあらためて知る機会にもなります。

交際費が節約できる

交際相手が別の県に住んでいるなどお互いが遠方に住んでいる場合は家に寄るだけで数千円の負担になります。 そうなると月に数回会うだけで交通費も無視できない金額となりますが、半同棲をすることで交通費が不要となりその分の費用を別のことに回すことができます。

半同棲のデメリット

同棲時の注意点

マンネリ化する

半同棲が長期間続くとメリハリがなくなってきてマンネリ化してきます。 同棲が長引くと結婚の機会を失うとはよく言いますが、半同棲も同様で長続きするとその環境が安定してしまい、同棲や結婚など次のステップに進むことが億劫になってしまうことがあります。

金銭トラブルが起きやすい

半同棲では実質、月の半分は一方の家に入居しているため、水道光熱費、ガス代など様々な費用が割増しになります。 また、お金の使い方も人それぞれですので食材にこだわりすぎたり、逆にこだわらなすぎたりなどどこにお金を使うかはトラブルになりやすいです。

家事などの負担が一方に偏る

泊りに来る側は別に住居を持っているため、自身の家である認識はないことがほとんどかと思われます。 そのため、家事などは家主に任せっきりだったりと家事の負担が一方に偏ることがあります。 こちらは認識がないだけで悪気はないこともありますので、最初は怒らず家事の分担を提案してみましょう。

些細なことで喧嘩になりやすい

半同棲はお互いの価値観がわかる反面、それにより不満やストレスを募らせることがあります。 例えば、エアコンの温度設定や寝る時間に起きる時間、夜は照明を常夜灯にするのか消灯するのかなど細かいですがお互いに相違点が見つかることでしょう。

半同棲時の注意点

半同棲のルール

家事は誰がするか明確にしておく

デメリットの項目で前述していますが、家主だけに家事を任せっぱなしにしておくと片方に負担が偏ってしまいます。 週替わりで家事の担当を変えたり、一方が家事をする代わりに一方が多めに水道光熱費を払うなどルールを決めておきましょう。

期間を設ける

人は新しいことをするより現状維持を好む現状維持バイアスといった偏りがあります。 よって半同棲状態がうまくいきすぎると逆にそのままの状態で中途半端に進展もなく過ごすことになる懸念ことも。 事前に半同棲をする期間を定めることでそのようなリスクは回避しましょう。

金銭管理はルールを決めておく

当事者間の価値観によりますが、家賃の折半はするのかなど、どの項目をどこまでどちらが負担するかは明確にしておかないとトラブルになりやすいです。 特に金銭面に関する考え方は人それぞれですので、事前に相手と価値観を共有しておきましょう。

賃貸の契約内容をよく確認する

物件が賃貸の場合、半同棲が契約上禁止されていることがあります。(例えば男性の立ち入りを禁止している女性限定のマンションなど) 入居者が女性限定でも男性の来訪を許可しているマンションもあるため、契約違反に該当しないか賃貸借契約書を読み返してみましょう。 また、入居前から半同棲のことを検討する場合は不動産屋さんに事前に確認と相談をしてきましょう。

半同棲中に考えておきたいこと

半同棲の後にどうするか決める

半同棲が上手くいった場合には同棲が選択肢に出てくるカップルも多いかと思います。しかしお部屋探しは一朝一夕で行うことができず、探し始めてから契約までは約2週間〜1ヶ月ほどの期間が必要です。 また、一方が半同棲後は結婚も前提にした同棲を検討していても一方はとりあえず価値観の確認がしたかったなど気持ちに相違があることもあります。半同棲後にどうしたいのかは半同棲中に擦り合わせをしておきましょう。

半同棲していることを親に話しておく

半同棲は半分とはいえ、相手先の家に居住しているようなものです。 まだ社会人になりたてや大学生の方など比較的若い方は親も不安に思うこともあるかと思いますので、事前に伝えておくといいでしょう。

まとめ

同棲よりも気軽だけどお互いの価値観を知ることのできる半同棲はその先を考える上で良いきっかけになります。しかしその反面でデメリットもあります。 いくつかの注意点を事前に把握しておけばそのようなデメリットを回避することもできますので、事前準備は怠らないようにしましょう。

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