木造アパートは避けるべき?やめとけと言われる理由と隠れたメリットをご紹介

公開:2023/02/24
更新:2023/11/02
木造アパートは避けるべき?やめとけと言われる理由と隠れたメリットをご紹介
木造アパートというと他の建物構造より家賃の安いイメージがあるかと思います。家賃が安い=デメリットが多いと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、木造には木造ならではの良さがあります。今回はそんな木造アパートのメリットとデメリット、どんな人にオススメかをご紹介します。

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木造アパートを選ぶメリット

木造アパート

まずは木材アパートのメリット・デメリットについてです。
木造のアパートにはメリットが複数あり、デメリットについても対策ができます。
また、間取りや建築された年数によっては他の建物構造よりも防音性や耐震性に優れたお部屋もあります。
木造だからとすぐに候補を外すのではなく、特徴を把握した上で実際に内見することにより、良いお部屋が見つかるかもしれません。

家賃が比較的安い

鉄筋コンクリート造など他の建物と比較して建設コストが低いことから賃料も安く抑えられています。 よって、はじめての一人暮らしで家賃を抑えたい方や、同じ家賃でも建物の広さなどお部屋の条件や駅からの距離といった周辺環境の条件を重視する方には理想的といえます。

部屋を広く使える

他の建物構造であれば天井や梁に鉄骨を使用するため、部屋の四隅に出っ張りがありますが、木造はその出っ張りがありません。 そのため間取りが綺麗な四角形に近く、家具の配置がしやすい・デッドスペースがないといったメリットがあります。 同じ面積の物件でも木造が広く感じるのはこのためです。

通気性が高い

木造アパートは通気性が高いため夏は熱がこもりにくいです。 また梅雨などは湿気を吸収してくれるためカビなどの心配がありません。

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木造アパートのデメリット

防音性が低い

木造アパートは他の建物構造と比較すると防音性は低いです。 ただ、構造問わず間取りやお部屋の位置によっても音の聞こえ方は変わってきます。 これは実際に内見してみて、車の走行音や隣の部屋からの生活音が聞こえるか確認してみましょう。 

建物の気密性が低く冷暖房が効きづらい

メリットとして通気性が高いことをあげましたが、 逆に冷暖房が効きづらい点がデメリットになります。 エアコンとは別に衣類で調整するなど夏は暑さ対策を冬は寒さ対策が必要になります。

耐震性が低い

木造は他の建物構造と比較すると耐震面で劣ります。 しかし昭和56年と平成12年に耐震基準が改正されたことにより木造アパートも耐震性が見直されました。
また、それ以前に建築された物件もリノベーションを機に耐震工事が行われている場合も多いです。

木造アパートはこんな方におすすめ

メリット・デメリットから木造アパートはこんな方におすすめです。

  • 家賃・管理費を抑えたい方
  • 仕事などで家にいる時間が少ない方
  • インテリアにこだわりたい方
  • 駅からの距離や部屋の広さを重視する方

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木造アパートの探し方

ここまでは木造アパートの良し悪しをご紹介してきましたが、同じ木造のアパートでも物件によって印象が異なってくることもあります。 ここからは失敗しない木造アパートの探し方の基準をご紹介していきます。

耐震性が高い物件にする

デメリットとして耐震性が低いことをあげましたが、2000年以降に建築された建物や耐震工事の行われた建物は地震の多い日本でも問題がないように建築されています。 築年数が古い物件であっても、後から耐震工事をしていることも少なくないので、耐震工事の有無や予定を確認してみましょう。

周囲の音の小さい物件にする

木造アパートは程度があれど防音を気にする方にとっては住みにくい場合もあります。 建物自体の造りだけでなく、周囲の人通りや交通量も影響するため周囲の音にも耳を傾けてみましょう。 また、歓楽街周辺などは平日と休日、昼と夜で聞こえ方が全く異なるので複数回内見するのもオススメです。

角部屋や最上階のお部屋を選ぶ

囲まれている場所を減らせば聞こえてくる音も減ります。 両隣にお部屋があるとどちらからも生活音が聞こえてきます。また、1階であれば上からの足音も気になることろです。 お部屋を探す際には間取りだけでなくお部屋が建物のどこに位置しているかも意識しましょう。

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木造アパートの騒音対策

家賃など費用面を考慮すると多少は防音性の低いお部屋を選ぶ必要があるかもしれません。 しかし、その場合でも自他ともに気をつけることで快適な住環境にすることができます。 ここでは防音用のグッズなどをご紹介していきます。

床に足音を吸収するマットを敷く

音で意外と気になるのが声よりも足音です。 お部屋にいる時間が長い方は床に厚手のカーペットや遮音用マットを敷くことで自身が発する音も防ぐことができトラブル回避になります。

防音用のカーテンやフィルムをつける

防音用のカーテンは遮音カーテンという名前でニトリのような家具・インテリア屋にも複数種類が置いてあります。 お値段も一般的なカーテンと大きく変わることはないので負担なく騒音対策ができます。 また、防音フィルムを貼るとガラスが割れにくくなるメリットもあります。

壁際に大型の家具を配置する

本棚など大型の家具は音を遮断してくれる役割があります。
対照的にテレビなどを壁側に置くと隣室に響きやすくなってしまうため注意が必要です。        

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この記事を監修した人
三宅 隆弥
OHEYAGO宅建士 チーフ
三宅 隆弥
賃貸仲介業に5年従事。2020年よりイタンジ株式会社にてお部屋探し、内見予約、入居のお申し込み・契約までスマホ1つで完結する新しい形の不動産賃貸サイト「OHEYAGO」でCSを担当。資格は宅地建物取引士を保持。
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