【賃貸】賃貸物件の探し方は?宅建士がコツと流れを解説
物件の探し方について
物件の探し方はインターネットが主流に
これまでお部屋探しといえば街の不動産屋さんに伺って良い物件がないか相談することが一般的でした。 しかし、近年は、下記の要因から不動産屋さんに伺うよりもネットで物件を探す方が主流となっています。
- 新型コロナウィルスの影響により店舗に伺う機会が減った
- インターネットの普及によりお部屋の詳細な情報まで把握できるようになった
- 忙しい場合でも通勤時や休み時間など24時間いつでも調べられる
ただ、一概にネットで探すのが良いわけではなく、人によっては店舗で相談しながらお部屋を探すほうが合っていることもあります。
まずはどちらの場合でも大事な物件の絞り方をご紹介して、その次に店舗とネットどっちが自分に合っているのかメリットデメリットをご紹介していきます。
物件の絞り方
物件を探す際にはどんなお部屋に住みたいのかまずは基準を明確にする必要があります。 例えば、家賃とお部屋の条件などはトレードオフです。全ての条件を満たせる物件はないでしょう。自分がどこを重視してどこを妥協できるのか考えてみましょう。 基準は主にエリアや予算を重視するか、お部屋の条件を重視するかになります。 一つ一つみていきましょう。
エリアと予算を決める
エリアと予算はセットで考えましょう。 例えば東京23区を例に挙げると、1R・1K・1DKの平均賃料が一番高い区は港区で12.4万円、一番安い区は葛飾区で7.5万円と実に5万円ほどの差があります。 突き詰めると同じ区でも場所によって大幅に賃料が違うこともあります。 予算を考慮すると自分にはどのエリアが適しているか絞ることができます。 予算の目安は家賃と初期費用の目安から推測できます。
家賃の予算
予算を考える場合、家賃の目安は「手取りの1/3ヶ月」となります。 そのため新社会人が職場から近いという理由だけで港区や千代田区に住むことは得策ではありません。 家賃が高くなっても職場から近い方がいいのか職場から遠いが家賃が安い方がいいのか吟味しましょう。 朝にストレスなく通勤したい場合は近い場所だけでなく、少し遠くても始発駅に住むのもオススメです。
各エリアの家賃相場は下記から確認できます。
初期費用の予算
予算を考える場合、初期費用の目安は「家賃の5ヶ月」となります。 家賃が7万円の物件であれば35万円が初期費用となるため、まとまったお金が必要です。 最近は敷金礼金0円の物件や仲介手数料0円の物件など初期費用を抑えることができるお部屋も多数あります。 転職や進学に伴って、一時的にまとまったお金がない場合はそのような条件に絞ってお部屋を探すことも可能です。
- OHEYAGOの場合
OHEYAGOは賃料8万円以上の物件は仲介手数料を50%OFF~無料でご紹介しています。 内見のご予約も30秒で完了するため、忙しくて中々お部屋探しに時間をつくれない方や費用を抑えたい方にオススメです。
お部屋の条件
お部屋の条件にも複数ありますが、お部屋選びに大きく影響するのが下記の4つです。 エリアや予算を絞った後はお部屋のどこを重視するか優先順位を決めて更に絞っていきましょう。
- 駅からの距離
- 建物構造
- 築年数
- 間取り
駅からの距離
駅から物件まで徒歩何分といった表記ですが「不動産の表示に関する公正競争規約」によって「徒歩1分は80m」と定められています。
徒歩10分と徒歩15分は大差ないように思えますが、距離にすれば400mとなります。
5分歩く距離が変われば家賃も変わってくるためどちらを重視するか検討しましょう。
また、この表記は信号の待ち時間や駅構内の広さを考慮していません。
よって徒歩15分ならギリギリ問題ないと思っても実際にはプラスで2-3分かかることもありますので気をつけましょう。
建物構造
賃貸物件の建物構造は主にSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)、RC造(鉄筋コンクリート造)、S造(鉄骨造)、木造の4種です。
右に行くほど賃料は安くなる傾向があります。 構造による主な違いは防音性や、耐震性です。
しかし、そのような要素は間取りや立地によっても異なってきます。実際に内見して確認することが大切です。
築年数
新築から10年ほど経過すると外装や内装に老朽化がみられてきます。 また築年数が古い建物は設備も古いことがあります。極端な例だとお風呂がバランス釜のこともあるためこちらも内見してイメージと相違ないか確認しましょう。 築年数が古いことに抵抗がなければリノベーション物件を視野に入れるのもオススメです。
間取り
目安としては一人暮らしの場合はワンルーム・1K・1DK、同棲の場合は1LDK・2K・2DK、ファミリーの場合は3DK以上がオススメです。 また、同じ間取りでも専有面積が違えばレイアウトの自由も大きく変わってきます。 おきたい家具などレイアウトや、部屋の動線を考えると自分に適した間取りをイメージできます。
その他に重視すべき項目
その他にもお部屋を選ぶ際には下記の項目もあります。 決め手にはならなくても比較する際の参考にしましょう。
- 方角(日当たり)
- バストイレ別
- 角部屋
- ペット可・楽器可
- 駐車場つき
物件の探し方 (不動産屋に行く場合)
どんなお部屋に住みたいかイメージがついたところで次は物件の探し方です。 まずは不動産屋さんに行く場合のご紹介をします。
探し方
Google mapなどで周辺にある不動産屋さんを見つけて伺います。駅前にあることが多いので探さずとも目にする機会も多いかと思います。 事前に予約する必要はなく、いきなり飛び込みで行っても問題ありません。 ただ、お部屋のイメージができていないと物件も提案も曖昧になってしまうため、事前に住みたいお部屋の条件はある程度決めておきましょう。 上記の物件の絞り方に則って例を挙げます。
例 1人暮らしの新社会人の場合
家賃:8万円
エリア:新宿駅から電車で30分以内
築年数:25年以内
間取り:1K・1R・1DK
その他:窓が南東向きであればなお良い
ポイント
不動産屋は複数店舗まわる
不動産屋にも自分に合う合わないがあります。 また中にはおとり物件を掲載して客引きを行うような不動産屋もいます。 駅前であれば、多くの不動産業者が立地しているので複数店舗回ることで、忘れないうちにどの不動産屋さんにするか比較検討ができます。 もしかしたらその不動産屋でしか紹介していない物件と巡り会うこともあるかもしれません。
ネット上で見つけた物件の持ち込みも可能
インターネット上に掲載されている物件はその掲載元だけでなく他社でも紹介可能なことがあります。 そのため、インターネット上で見つけた物件をそこの店舗でも扱ってないか相談しにいくことで面識のある不動産屋さんで入居手続きができます。 また仲介手数料は各不動産屋さんの裁量によって変わってくるため、対応が良かったり仲介手数料の安い不動産屋さんを見つけたらそこに気になった物件を持ち込んでみましょう。
不動産屋に行くメリット
対面で相談ができる
対面で話せるため、疑問をその場で解決できます。 また、契約書や入居条件についてのアドバイスももらえるため、トラブルを未然に防ぐことができます。
その店舗にしかない物件がある
地域密着型の場合、その不動産屋でしか取り扱っていない物件が稀にあります。
そのまま物件の内見ができる
気になった物件がある場合はそのままシームレスに内見に行くことができます。 ただ、人気物件の場合や営業の都合によっては内見できないこともあるため、内見を前提とする場合は事前に内見したい旨を伝えておきましょう。
不動産屋に行くデメリット
内見した後断りにくい
内見先までは車で移動することが多いです。 そのため何件も案内してもらった手前、ピンとくるお部屋がなくても内見後に店舗に戻った後に営業を受けると断りにくくなります。 そんな場合は「家具が入るか家で採寸したいので一度検討させてください」と伝えましょう。
希望に合わない物件が紹介される
不動産業者によっては、仲介手数料を稼ぐために、自分には合わない物件を勧められることがあります。
営業時間が限られている
駅前の不動産屋は多くが10:00〜18:00などの営業時間を設けているため、自分のスケジュールに合わない場合があります。
掲載物件のエリアが限られる
駅前の不動産屋が扱っている物件情報は、周辺エリアに限定されるため、広範囲に物件を探す場合には不便です。
物件の探し方 (インターネット上の場合)
次にインターネット上で物件を探す場合です。 不動産屋に行く場合と比較してどちらが自分に合っているか確認しましょう。
探し方
インターネット上で物件を探す場合、主に二つの種類のサイトがあります。 どちらの場合でも探し方自体は変わりません。
- 不動産ポータルサイトで探す
こちらはSUUMOやHOMESのように複数の不動産会社が一つのサイトに物件を掲載しているサイトです。 特徴として圧倒的な物件数や複数の不動産屋がいるためその比較が簡単にできます。
- 自社物件サイトで探す
こちらは自社のサイトに不動産屋さんが物件を掲載しているサイトです。 特徴として不動産屋さんのウリがそのまま反映されているため、高級物件のみ取り扱うサイトやLINEでやりとりが可能なサイトなどがあります。 既にお部屋を決める条件が決まっている場合やコンセプトに沿ってお部屋を探す場合はこちらの方が物件を探しやすいです。
ポイント
こまめに新着物件を見ておく
人気物件は掲載を開始した当日に申し込みが入ることもあります。 お得な物件を逃さないように決まった検索条件はお気に入りしておきましょう。
複数の不動産会社に問い合わせる
店舗に伺う場合と同様に不動産屋によって仲介手数料の金額や手続きの仕方が異なります。 また、おとり物件を避けることもできます。 最適な不動産屋さんを探すために同じ物件を複数の不動産屋に問い合わせてみましょう。
- OHEYAGOの場合
他社で掲載されている物件もLINEでURLを送付するだけで募集状況をご返信いたします。 そのまま内見や申し込みも可能です。 賃貸に関する疑問点もお気軽に問い合わせください。
インターネット上で探すメリット
いつでも物件を探せる
少し前述しましたが、早朝から深夜まで24時間好きな時間にお部屋の情報を見ることができます。
物件の掲載数が多い
数ある物件の中から自分の住みたいお部屋を吟味することができます。 お気に入り機能で比較検討ができるのもメリットです。
物件情報がリアルタイムで反映される
新着物件はリアルタイムで反映されます。 そのため人気の物件の募集を見逃すこともありません。
オンライン上で契約までやりとりができる
遠方から引越しをする際は、内見や契約をするにも一苦労だと思います。 インターネット上であれば、遠方からも物件を探してオンラインで内見、そのままビデオ通話で契約まで一貫して行うことができいます。
- OHEYAGOの場合
お部屋探しから契約まで全てオンラインでもご対応可能です。 内見は1件目は現地、2件目はオンラインなどフレキシブルな対応もできますので、忙しい時も自分のペースで内見が可能です。
インターネット上で探すデメリット
内見したい場合にメールや電話でやりとりが必要
良いお部屋があった際にそのまま内見がしたくても、掲載元の不動産屋さんに電話やメールで内見したい旨と日程調整が必要になります。
- OHEYAGOの場合 内見予約に電話やメールでのやりとりは必要なく、30秒でサイトから内見予約可能です。
内見も即日可能で現地集合になるため仕事の帰り道にフラッと内見することも可能です。
内見について
お部屋が決まったら次にすることが内見です。 お部屋を見ることで入居後にイメージと違ったという状況を避けることができます。
内見とは
申込をする前にお部屋を事前に見ることです。 これにより写真では分からないお部屋のニオイや騒音などを把握することができます。 先行契約の物件を除き、基本はどんな物件も一度内見してから申し込みすることをオススメします。
内見の持ち物
内見の持ち物は主に下記になります。
- メジャー
- カメラ(スマートフォンで代用可)
- スリッパ
詳細については別の記事でご紹介しておりますので下記をご参考ください。
関連記事:内見の持ち物は何が必要?事前の準備もあわせて宅建士がご紹介
内見で採寸する場所
採寸箇所は主に下記になります。
- 玄関・廊下
- エレベーターの幅
- 洗濯機置場
- 冷蔵庫置場
- 窓
- ガスコンロ置場
詳細については別の記事でご紹介しておりますので下記をご参考ください。
関連記事:内見時に必要な採寸場所や道具は?宅建士が一から解説
内見で確認する場所
内見時に案外多いのが採寸忘れやチェック不足です。二度手間にならないように事前に確認する場所を見ていきましょう。 また、こちらも各場所についての詳細は別記事でご紹介しております。
関連記事:賃貸物件の内見のポイントは?チェックすべき場所や持ち物をご紹介
室内
室内で確認すべきポイントは複数あります。 ここで忘れがちなのがコンセントの位置です。特にテレビを見るためのコンセントである「アンテナコンセント」です。 一室に一つしかないこともあり、レイアウトはテレビの位置をベースにするため事前に位置を把握しておきましょう。
- 水回り
- 壁の厚さ
- 搬入経路
- 日当たり
- エアコンの年式
- 壁紙や床の汚れ
- 携帯の電波
- 光回線の有無
- 家具の設置スペース
- コンセントの場所
建物
建物を見る際のポイントは入居者の雰囲気と防犯面です。 掲示板に騒音トラブルの張り紙がないか、ゴミ捨てはマナーに沿って行われているかなどを見ていきましょう。
- セキュリティ
- 掲示板
- ゴミ捨て場
周辺環境
周辺環境を見るときのポイントは自分がそこに住んでいることをイメージできるかです。 普段使いそうなスーパーや出勤までの道なりをしっかり見ていきましょう。
- コンビニ・スーパー
- 駅までの距離
よくある質問
お部屋探しは入居するどのくらい前から探すべき?
退去の通達が退去の1ヶ月前のため最低でも1ヶ月前にはお部屋の目星をつけておく必要があります。 大体1.5ヶ月から2,5ヶ月ほど前から探しておくと余裕を持ってお部屋探しができます。 即入居可能な物件でも申し込みから入居までは約2週間かかるためそれも見越しておきましょう。
優良物件はどうやったら見つけられる?
優良物件は募集が始まったその日に申し込みが入ることもあります。 定期的にネット上の新着物件はチェックできるようにしておきましょう。 目安として家賃が平均相場より5000-10000円ほど安ければ優良物件といえます。
建築中の物件は内見できる?
管理会社によって対応が異なります。建物がある程度完成しており、工事日でなければ内見できることが多いです。 内装ができていなくても周辺環境や雰囲気はわかるため、可能であれば申込前に内見しておきましょう。
賃貸物件を探す最適な時期は?
閑散期であれば割引やキャンペーン付きの物件が多く出回ります。また閑散期は引越し業者も安くなるため費用を抑えたい方には最適です。 不動産屋さんの閑散期は6-8月です。繁忙期は就職や転勤で引越しされる方が多い1-3月、9-10月です。
賃貸でも猫などペットの飼育は可能?
物件によります。ペット可能と表記された物件でも小型犬のみ可能な場合や、頭数が1匹までなど制限がある場合が多いです。 特に猫は猫は犬と比較して可能な物件が少ないので不動産屋さんに確認してみましょう。(壁紙に傷をつけやすいなどが理由です)
事故物件の見つけ方は?
賃貸物件の告知事項の説明義務は事案の発生からおおむね3年となります。 よって3年以内であれば図面等にその記載がありますが、 しかし、入居希望者が直接問い合わせた場合は無期限で説明義務があるため、明らかに条件が良すぎる、不自然な修繕箇所があるなど不安に思う点があれば確認してみましょう。
まとめ
マンションからアパートまで賃貸物件の探し方は初めて賃貸物件を探す人や、久しぶりに新たな住まいを探す人にとっては、どこから手をつけていいか迷ってしまうかもしれません。 しかし、実は賃貸物件の探し方は決まった手順に則れば、難しいものではありません。お部屋の絞り方や内見の際に確認する場所は同じです。 この基本をしっかり固めた上で、誰かに相談しながらお部屋を探すか、とにかく効率的にお部屋を探すか、自分にあった探し方をしましょう。
セルフ内見ならOHEYAGO(オヘヤゴー)
OHEYAGOは予約をしたその日に内見が可能
物件の検索から内見予約、契約までをオンライン上で行うことができます。
内見も営業なしのセルフ内見です。そのため採寸のためなどお客様のご希望がない限りスタッフはお部屋の外でお待ちしております。
その分無駄を省くことができ、仲介手数料は0円~からご紹介しております。
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