不動産屋は相談だけで寄っても良い?相談するときのポイントをご紹介

公開:2023/07/12
更新:2023/11/02
不動産屋は相談だけで寄っても良い?相談するときのポイントをご紹介
住む部屋選びは生活の質に大きく関わるので、じっくり部屋を選びたい人も多いでしょう。しかし、不動産屋に相談するならそのまま契約しなければいけないと思うかもしれません。そこで、ここでは相談だけを目的として不動産屋に行くのはOKなのか解説します。

不動産屋さんには相談だけしに行っても問題ない

不動産屋 相談

不動産屋は相談だけしに行っても問題ありません。せっかく時間をかけて対応してくれるならそのままその不動産屋で契約しなければいけないと思ってしまうかもしれませんが、その必要はありません。実際に引っ越しまで時間がある人の中には何ヶ月も内見をして部屋を決める人もいますし、不動産屋もそういうものだと思って仕事をしている人も多いので安心して気軽に相談してみましょう。

ただ、不動産屋も常時空いているという訳ではなく、混雑している時期・時間帯もあるので、じっくり相談に乗ってもらいたいなら比較的空いているタイミングを狙うのがおすすめです。それでは、相談目当てで不動産屋に行くのにおすすめの時期や時間帯、相談する際のポイントについて解説します。

おすすめの時期

不動産屋に相談をするなら閑散期を狙うのがおすすめです。閑散期ならスタッフも時間に余裕があるので丁寧に相談に乗ってもらえる可能性が高いでしょう。ちなみに、不動産屋の閑散期は梅雨や猛暑が続く6月〜8月の夏場と転勤が少ない11月〜12月と言われています。7〜8月頃は新生活に向けた引っ越しシーズンを終えて一段落する時期。不動産屋が最も空いている時期と言われており、じっくり家を吟味するのにぴったりな時期と言えるでしょう。11月〜12月は転勤による引っ越しシーズンが終わって、不動産屋は新生活準備に向けた情報収集を始める時期です。新築物件も充実しているのでたくさんある中からこだわり抜いて物件選びをしたい人にぴったりの時期でしょう。

逆に、不動産屋が混雑するのは新生活準備を始める1月〜3月と、秋の転勤の辞令が出る9月頃です。これらの時期は不動産屋にも人がたくさんおり、待ち時間が長くてスタッフも来客1人あたりに割ける時間が短くなってしまうことから、この時期はできるだけ避けることをおすすめします。

おすすめの時間帯

不動産屋に相談しにいくなら平日もしくは休日の午前中がおすすめです。社会人は平日働いているので、不動産屋に行くなら時間に余裕がある休日を選ぶ人が多いでしょう。そのため、不動産屋は平日だと空いていて休日は混雑する傾向にあります。スタッフには来客対応以外にも様々な仕事があることから、比較的来客が少なく、時間に余裕のある平日を選びましょう。特に平日の午前中は他の来客の予約が入っている可能性が少なくゆっくり内見ができる可能性が高いでしょう。また、休日に内見に行く場合も午前中、できるなら開店してすぐの時間を狙いましょう。休日の不動産屋はどうしても混雑してしまいがちですが、開店してすぐの時間なら比較的来客も少なく、内見の予約も入っていない可能性があります。そのため、休日の午前中は平日ほどではありませんが親身に相談に乗ってもらいやすいでしょう。

相談しに行くときのポイント

不動産屋に相談しに行くときは注意点を把握したうえで向かうのがおすすめです。まず不動産屋に相談しに行く時に火曜日・水曜日は避けましょう。不動産業界は土日も営業している代わりに火曜日・水曜日を定休日としていることが多いです。火曜日・水曜日に不動産屋に行くと不動産屋は営業していても管理会社が定休日で気になっている物件の内見ができない可能性があります。したがって、平日に不動産屋に行くなら火曜日・水曜日以外を狙いましょう。

また、不動産屋の相談は無料です。料金は発生しないので気軽に相談しに行きましょう。ただ、気軽に行けるからとは言え、相手に失礼のない服装でいきましょう。不動産契約では大家が安心してその人に家を貸せられるかどうかを判断するために、不動産屋への態度なども審査でチェックされます。そのため、人に会うにあたって失礼のない服装で行きましょう。

そして、不動産屋に行くなら事前に予約をしてください。比較的空いている時間帯でも他に来客がいると顧客1人に割ける時間が短くなってしまいます。事前に枠を確保しておけばゆっくり余裕を持って相談できます。待ち時間も少なくなるので、スムーズに相談や内見ができるでしょう。

  • OHEYAGOの場合 OHEYAGOはネット型の不動産屋となっており、曜日問わず営業を行なっております。また、LINE上からやりとりが可能となっているため、ふと気になったことから物件の募集状況の確認まで予約なしでお気軽にご相談可能です。

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事前に決めておくと良いもの

お部屋探しで事前に決めておくべきもの

何も決めずに相談に行くと、相談内容がブレてしまって本当に自分が住みたい家を見つけられなくなってしまいます。そのため、不動産屋に相談するならある程度相談したい内容や優先事項を決めておくのが良いでしょう。 こちらでも項目のご紹介はしておりますが、詳細は別記事にて取り上げているためそちらもご参考ください。

関連記事:【賃貸】賃貸物件の探し方は?宅建士がコツと流れを解説

最初に決める必要があるもの

お部屋探しをする上でも最も重要なのは住みたいおおよそのエリアと家賃の予算感です。 エリアでは社会人であれば乗り換えは何回まで、通勤時間は何分まで許容できるのかなどを基準に絞っていきましょう。また、予算は一般的な家賃の目安が収入の1/3以下と言われています。 1/3を超えていることを理由に入居審査に通過しない訳ではありませんが、無理のない支払になるように参考ください。

次に決める必要があるもの

家賃やエリアが大体決まってくるとそこからはお部屋及び周辺の状況から住みたい家を絞っていきましょう。 ポイントとしては、自分はどのポイントを優先したいのか、比較的妥協できるのはどのポイントなのかを把握しておきましょう。

  • 駅からの距離
  • 建物構造
  • 築年数
  • 間取り
  • その他のこだわり条件(方角、バストイレ別、角部屋、ペット可など)

事前に用意しておくと便利な持ち物

内見 事前準備

お部屋探しで不動産屋に相談しに行くにあたっては手ぶらでも問題ありませんが、住みたいお部屋が見つかった時を考慮して事前に内見や契約がスムーズに進むアイテムは準備しておきましょう。

気になる物件の間取り図と写真

不動産屋に相談しに行く前にはある程度気になる物件をチェックするでしょうが、その際に不動産屋のサイトに掲載されている物件の画像や間取り図を印刷しておきましょう。やはり、インターネットで見た平面の画像と実際に見た物件の印象は大きく異なります。それに、間取り図がぱっと見られる状態なら物件の全体像もスムーズに把握できるので便利です。スマホでもこれらの情報を確認することはできますが、できるだけ印刷しておくことをおすすめします。スマホだと画面が小さいですし、間違えて他のページに移動してしまった場合、見たいページに移動するまで時間がかかってしまうでしょう。紙ならすぐに取り出せますし、メモもできるのでおすすめです。

方位磁石

日当たりをチェックするに便利なのが方位磁石です。家で選ぶにあたって日が当たる部屋と当たりにくい部屋や、日の入り方を把握することはとても大切。そこで、太陽の位置を確認できる方位磁石が活躍します。スマホにも方位磁石機能がありますが、電波の関係で正しい方角を把握できないことがあるので、できるならアナログの方位磁石を用意すると良いでしょう。

自宅の家具家電の採寸結果

前の住居から家具家電を持ってくる場合は事前に採寸をしておいて、内見する物件でもその家具家電が入るか確認する必要があります。 特に洗濯機や冷蔵庫はサイズが合わない場合に事前に購入しておく必要があるため、要確認です。 また、テレビはコンセントの位置によって場所が左右されるため、そちらも把握しておきましょう。

メジャー

部屋のサイズを把握するのに持っておくと便利なのがメジャーです。新居に引っ越す際に新しく買いたい家具、また新居でも使い続けたい家具があるでしょう。しかし、家具によっては部屋のサイズの関係で家に入れられないものがあります。そこで、事前に部屋やドアのサイズを確認するのにメジャーがあると便利です。

メモ帳

不動産屋のスタッフの話をメモするのにメモ帳を持っておくことをおすすめします。スマホのメモ帳でも良いですが、スマホだと入力に時間がかかってしまうことから、できれば手書きのメモが良いでしょう。また、事前に新居に持っていきたい家具のサイズもメモ帳に書いておけば、内見の際に持ち込みたい家具を入れられるか確認できるので、事前準備として家の家具のサイズをメモしておくこともおすすめします。

身分証明書と印鑑

物件の申し込みは基本的に早いもの勝ちです。取り置きもしてもらえますが、また予定を合わせて不動産屋に行くのも面倒でしょう。そこで気に入った物件を見つけてすぐにその場で申し込みするために、身分証明書と印鑑も準備しておくと良いでしょう。

動きやすい靴と服

不動産の内見は1日に数件行うのが基本です。不動産屋の車で移動するといっても数時間拘束されるので体力を使います。そのため、相談だけでなく内見まで考えている場合は疲れにくい服装を意識すると良いでしょう。また、物件によっては階段を登らなければいけないこともあります。ヒールのある靴などで階段の上り下りをするのは大変です。靴に関してもスニーカーなど足が疲れにくいものを選びましょう。

不動産屋でできることとその流れ

不動産屋 流れ

それでは、不動産屋でできることと、相談から契約までの流れを紹介していきます。

お部屋探しに関する相談

不動産屋ではお部屋探しに関する相談に基本的には何でも対応してもらえます。どれくらいの家賃や間取りを希望するのか、住みたいと思っている地域はどんな地域なのかなど気になっていることを相談しましょう。特に自分が行ったことがない地域への引っ越しの場合、その地域のスーパーなど普段の生活で使うお店の特徴や、その地域の治安なども細かく聞いておくのがおすすめです。

物件の紹介

相談の際に伝えた希望条件をもとに、不動産屋のスタッフから物件を紹介してもらいましょう。この際一切自分で下調べをしない状態で行ってスタッフから提案された物件の中から選ぶのではなく、ある程度自分が住みたいと思っている部屋の候補をリストアップしてから提案を受けるのがおすすめです。スタッフがヒアリングした内容を間違えて解釈している可能性もありますし、もっと条件の良い物件を押さえてはいるけれどもあえて紹介しないでいる可能性もあります。そこで他社の物件も含めて複数の物件をリストアップしておけば、スタッフもどんな家に住みたいのかイメージしやすいですし、他社の条件の良い物件を見れば自社で持っている良い条件の物件を紹介してくれる可能性も高くなるでしょう。

内見の案内

紹介してもらった物件の中から気になる物件を絞ったら実際にその物件の内見をしてみましょう。内見に関しては不動産屋に余裕があればその場で行くこともできますが、内見は基本的に時間がかかるので後日予定を合わせて行くことになる可能性が高いです。不動産屋のスタッフも他の顧客の対応があるので、内見できる時間は限られています。したがって。不動産屋に相談しに行ってそのまま新居の契約まで進めたいと思っているなら内見までしたい旨を伝えたうえで予約を済ませておくことをおすすめします。

申込手続き

実際に住む物件が決まったら申し込み手続きに入ります。ただ申し込みの段階ですぐに契約ができるわけではありません。不動産を契約するにあたってはその人が安心して家を貸せる人かどうかチェックしたうえで契約を結ぶのが一般的です。審査の際にチェックされる項目は主に年収・職業・人柄の3点。年収が毎月の家賃を払える金額かどうか、収入が安定している職業かどうか、そして隣人トラブルを起こすような人ではないかどうかを不動産屋が判断して関係各所に連絡を行い、審査が終了します。人柄に関しては不動産屋や大家によりますが、不動産屋への相談時の雰囲気などを大家と共有していることがあるので、「不動産屋への対応は丁寧に」を心がけてください。

契約

審査が終了すればいよいよ本契約です。審査がその日のうちに終わる物件は限られており、基本的には3日〜1週間程度の時間を要します。審査が終わると不動産屋から連絡が来るので、不動産屋に再度出向いて契約を済ませることになります。なお、不動産会社によっては郵送で契約書類を送ってくれるところも多いです。仕事が忙しくて不動産屋に行けそうにないなら郵送で対応してもらいましょう。ただ、郵送だと書類に不備があった場合、再度書類を提出しなければいけないので契約に時間がかかってしまいます。できるだけ早く契約手続きを終えたいなら、審査結果の連絡が来た際に必要書類を確認し、不動産屋に出向いて契約を済ませるのがおすすめです。

相談だけならネット型の不動産もオススメ

実際に不動産屋に出向いたのに相談しかしないのは気が引けると思ってなかなか実行に移せない人もいるでしょう。そんな人はネット型の不動産屋を利用するのがおすすめです。ネット型の不動産屋の場合、相談は基本スマホがあればOK。LINEやメールで相談に対応してくれるので、緊張して焦ってしまう人も安心して相談できます。また、電子契約が普及した現代では契約までオンラインで完結する不動産屋も登場しています。土日の不動産屋は混んでいますし、社会人は簡単に平日に休みを取れない人が多いので、引っ越し準備を後回しにしてしまう人も少なくありません。オンライン完結なら忙しい社会人でも満足できる物件を探せます。ぜひこのようなネット型の不動産屋も活用して、お気に入りの物件を見つけてください。

  • OHEYAGOの場合 OHEYAGOもネット型の不動産のためLINEやメールにてお部屋探しに関するご相談を受け付けております。 お引っ越しすることが決まっていない状態でもお気軽に問い合わせください。 また、その後もLINE上から契約手続きまで行えるため、忙しい中でもスムーズにお引っ越しが可能です。

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よくある質問

不動産屋さんへの相談は無料でできる?

不動産屋さんへ相談をする際に料金は発生しません。 お部屋探しでは申込後に契約を行うまでは費用が発生しないため、内見等も無料で行うことができます。

相談だけして内見やその場で内見したい物件を決めなくても良い?

大丈夫です。ざっくりとした質問(例:お部屋探しはいつ頃から始めた方がいいの?)など話だけしても問題ありません。ただ不動産屋さんの営業としては成約したい気持ちもあるため、多少の物件提案があるかもしれません。 煩わしい場合はネット不動産屋などチャットで質問を相談できる不動産屋さんを利用しましょう。

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物件の検索から内見予約、契約までをオンライン上で行うことができます。 内見も営業なしのセルフ内見です。そのため採寸のためなどお客様のご希望がない限りスタッフはお部屋の外でお待ちしております。 その分無駄を省くことができ、仲介手数料は0円~からご紹介しております。

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