光ファイバー対応の賃貸は?実は存在するデメリットや特徴をご紹介!

公開:2023/09/22
更新:2023/11/02
光ファイバー対応の賃貸は?実は存在するデメリットや特徴をご紹介!
高速で安定した通信を求めるならば、光ファイバーを導入した賃貸物件がおすすめです。ただし、そのような賃貸物件は、自由にプロバイダを選べないこともあるため、注意が必要です。本記事では、光ファイバーに対応した賃貸物件のメリットやデメリット、物件選びのポイント、自分で契約する場合の注意点など解説します。

光ファイバーとは

光ファイバー

マンションやアパートなどの賃貸物件を契約する前に、光ファイバーがどのようなものなのかをよく理解しておいた方が良いでしょう。ここでは、光ファイバーの概要を紹介します。

光ファイバーの概要

光ファイバーは、石英ガラスやプラスチックなどの素材でつくられているケーブルのことです。この光ファイバーを使用した通信回線を光回線と呼んでいます。光回線は、光ファイバーの光反射や屈折などを利用してデータを転送する仕組みです。通信速度が非常に早く、大容量の通信を得意としています。電磁気の影響を受けにくく通信が安定しているので、動画視聴やオンラインゲームなども快適に楽しめることでしょう。光回線は光ファイバーを通した有線のインターネット回線ですが、wi-fiなどの設備を経由すればワイヤレスでの利用も可能です。

光ファイバー”対応”と”完備”の違い

光回線を利用するためには、光ファイバーケーブルを物件内へ引き込む工事が必要です。光ファイバーに「対応」した賃貸物件は、共有部分まで光ファイバーの配線工事が完了している状態を指しています。自分の部屋までは回線が引き込まれていないので、入居後は自分で工事の手配やプロバイダとの契約を済ませなくてはなりません。一方、光ファイバーを「完備」した賃貸物件は、各部屋までの回線工事が完了している状態です。プロバイダとの契約も済んでいるので、ルータやケーブルなどがそろっていれば、入居後すぐにインターネットが利用できます。

光ファイバーが使えるデメリット

デメリット

光ファイバーが導入された賃貸物件にはメリットだけでなく、デメリットもあります。入居後にこんなはずじゃなかったと後悔しないためにも、デメリットについてもしっかりと把握しておいたほうが良いでしょう。ここでは、光ファイバーが使える賃貸物件のデメリットを3つ紹介します。

通信速度が遅い可能性がある

デメリットは、通信速度が遅くなる可能性があることです。光ファイバーが利用できる物件では、最初からプロバイダや利用プランが決められています。そのため、通信速度に物足りなさを感じた場合でも、自分の判断でプロバイダや契約プランを変更することができません。ずっと遅い通信速度で我慢しなければならないので、インターネットを使う度に強いストレスを感じてしまうかもしれません。

また、大規模マンションの場合も、注意が必要です。入居者が多い賃貸物件では、入居者のインターネット利用率が高くなります。たくさんの入居者がインターネット回線を一度に利用すると、混雑して通信が遅くなる場合があります。通信速度を重視する方は、このようなデメリットがあることを頭に入れておいた方が良いでしょう。

最初から家賃に上乗せされていることがある

光ファイバーが利用できる賃貸物件の中には、インターネット利用料金が家賃に上乗せされているケースが少なくありません。そのよう賃貸物件では、相場よりも家賃が高くなる可能性があります。インターネットの利用頻度にかかわらず、毎月一定の料金を支払わなくてはなりません。インターネットをたくさん利用する方であればお得になる可能性がありますが、あまり利用しない方は割高だと感じてしまうことでしょう。

自分でプロバイダーを選べない

自分で自由にプロバイダを選べないこともデメリットです。光ファイバーが導入されている賃貸物件では、すでにプロバイダの契約が済んでいるため、入居者が勝手にプロバイダを変更することはできません。万一、プロバイダのサービス内容に問題があった場合でも解約ができないうえに、他社に乗り換えることもできません。品質に問題があった場合には、映画鑑賞やオンラインゲームなどを高額質で楽しめなくなる可能性も出てくるでしょう。不満が出てきた場合でも、その賃貸物件に入居している間は同じプロバイダをずっと利用し続けることになります。どうしても、自分でプロバイダを選びたい場合は、光ファイバーを完備していない賃貸物件を選んだ方が良いかもしれません。

光ファイバー対応・完備物件を選ぶポイント

ポイント

賃貸物件によって、インターネット回線の速度や品質に差があります。また、利用できるプロバイダも異なりますので、入居前によく確認しておいたほうが良いでしょう。ここでは、光ファイバー対応物件や光ファイバー完備物件を選ぶ際のポイントを3つ紹介します。

不動産屋さんにプロバイダを聞いておく

光ファイバーが利用できる賃貸物件を選ぶ際には、不動産屋さんにプロバイダの確認をしておきましょう。可能であれば、そのプロバイダの契約プランの内容についても、詳しく聞いておくと良いでしょう。プロバイダ名や契約プランの内容を事前に調べておけば、自分の利用目的に合っているかどうか判断しやすくなります。電話やメールのほかに、SNSなどでプロバイダや使い方などの情報を教えてくれる不動産屋さんもありますので、気になる点があったら遠慮なく質問してみると良いでしょう。

内見時に通信速度・安定性を確認しておく

入居したいと思った賃貸物件が見つかったら、必ず内見をしておきましょう。内見時にインターネット回線に接続して、通信速度や安定性などをチェックしてみるのも手です。その際には、必ず不動産屋さんからの許可を得るようにしてください。

プロバイダの変更が可能か聞いておく

自分がいつも使っているプロバイダを引っ越し先でも継続して利用したい場合は、プロバイダの変更ができるかの確認が必要です。光ファイバー完備の賃貸物件では、すでにプロバイダの契約が完了しているため、基本的に自分で自由にプロバイダを選べません。ただし、賃貸物件によっては、入居後でもプロバイダの変更ができる場合もあります。大家や管理会社へ連絡して、その点をよく確認しておきましょう。インターネット利用料金が家賃に含まれている賃貸物件の場合は、プロバイダの変更によってインターネット利用料や家賃がどうなるのかについても、確認してみてください。

自分で契約する場合の注意点

注意点

光ファイバーが導入されていない賃貸物件を選ぶ場合には、自分で回線工事の手配やプロバイダの契約手続きをしなくてはなりません。最後に、自分で契約する場合に注意すべき点を2つ紹介します。

工事ができない物件がある

光ファイバーを導入する際には、建物の中までケーブルを引き込む配線工事が必要です。ただし、物件の構造状によっては、光ファイバーの引き込みができない場合があります。また、工事可能な物件であっても、事前に大家の了解を得なければならないという問題も出てきます。光ファイバーの引き込みができない賃貸物件、大家の許可が得られない賃貸物件では、光回線が利用できないため、別の方法を考えなくてはなりません。中には、賃貸物件の所在地が光ファイバーの対応エリア外というケースもあるため、注意が必要です。入居後に自分で契約しようと考えている方は、事前に大家や通信会社と相談して、光ファイバー工事が可能かどうかや対応エリアなどをよく調べておきましょう。

入居からインターネット開通まで時間がかかる

自分で契約する場合には、すぐにインターネットが利用できません。特に春の引っ越しシーズンの時期は、導入工事の申し込み件数が増えるため、光ファイバーの導入工事開始までに時間がかかることもあります。入居後に自分で契約しようと考えている方は、インターネットの開通までに時間がある程度の時間がかかることを想定しておいたほうが良いでしょう。

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